競馬新理論 井崎脩五郎
憲法記念日の盾は「一」


今年の天皇賞・春は、「憲法記念日」の5月3日に行われる。
調べたら、現在の日本国憲法が実施されたのが、1947年のこと。それからちょうど20年後の1967年に生まれた黒鹿毛の牡馬に、ケンポウという名が付いていた。

おそらく、憲法実施20年を記念して付けられた名前なのだろう。ケンポウは中央競馬で4勝を挙げ、引退後、皐月賞馬ワイルドモアの全弟ということもあって種牡馬になっている。

英語では、憲法のことをCONSTITUTIONと言うそうだ。
合衆国憲法が実施されたのは1789年のことだが、この年に生まれた鹿毛の男馬に、そのCONSTITUTIONという名が付いている。日本でもアメリカでも、「憲法があるぞ!」と誇りたい気持ちが、愛馬にそういう名前を付けさせるのだろう。

これまで、天皇賞・春が、5月3日に行われたことは3回。数字の「1」あるいは「一」がキーワードになっている。
まず1952年は、1枠のミツハタが優勝。馬主は河野信一氏。1998年は、浅見秀一厩舎のメジロブライトが優勝。そして2009年は、1枠のマイネルキッツが優勝している。
憲法こそが第「一」というメッセージなのか。今年は、福永祐一騎乗の好調・ウインバリアシオンが、3000メートル以上〔0210〕と着外なしだけに要注意。

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