まさか彼女も!? 女性が男の3倍アル中になりやすい理由とは?の画像
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まんしゅうきつ子というとんでもないペンネームのマンガ家がすごい美人と話題だが、さらに驚いたことにアル中だったというから恐れ入る。女性のアル中というと、かまってもらえない主婦がキッチンドランカーに……というのが定説だったが、最近は働く女性がアル中予備軍らしい。M1F1総研が2007年4月に行ったインターネット調査によると、キャリア志向の強い女性ほど、〈平日/休日、自宅内/外を問わず、飲酒する頻度が高く〉〈1ヶ月にかけるお酒代もF1有職者の全体平均よりも4,000円ほど高い12,400円〉(同調査)なのだそうだ。(M1=20〜34歳男性・F1=20〜34歳女性)

また女性は男性よりもアル中になりやすい。京都府精神保健福祉総合センターによれば、男性が20年前後の長期間の飲酒習慣からアルコール中毒になるのに対して、女性の場合は5〜6年、早い場合は1年程度の飲酒で中毒になってしまうという。

なぜか? まず女性は男性に比べて体が小さいため、肝臓のサイズも小さい。当然、処理できるアルコール量も少ない。男性の場合、1日あたり20g以上のアルコールを摂取すると肝臓が処理できなくなる。これ以上を飲み続けると肝硬変等の病変の確率が跳ね上がる。だから厚生労働省が提唱する国民健康の指針、健康日本21によれば、節度ある飲酒量は男性の場合は10〜19g。ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合程度でオーバーする。女性の場合はそのおよそ半分、9グラムである。わずかワイン1杯ほどだ。女性は酔いやすいのだ。

さらに女性ホルモンの作用がある。女性ホルモン=エストロゲンにはアルコール分解酵素を抑制する作用があるからだ。エストロゲンは生理周期で増減する。排卵日が近づくとエッチな気分になりやすいと聞いたことがあると思うが、これは事実。エストロゲンが増加し、性欲が高まるからだ。同時にお酒にも弱くなる。普段は酒に強いキャリアガールが今日はいやに弱いなと思ったら、意外と排卵日前? エッチの確率が高くなる!……かもしれない。

逆に更年期を超えた女性の場合は、アルコールに強くなる。周りにいませんか、酒豪の熟女。ああ、彼女は更年期と思えばよろしい。

アルコールの飲みすぎは女性の健康にダイレクトに影響する。アルコールに弱いうえに脂肪が多いため、体内の滞留時間が長いのだ。酔った女性は色っぽいが、男と同じように飲ませるのは考えもの。無理に勧めては男が廃る。働く女性が増え、男女で飲む機会も増えた。あくまで互いにほろ酔いにとどめて、楽しい時間を過ごしましょう。

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