アメリカ・カリフォルニア州の科学者の団体が、人間の目に特殊な物質を混ぜた目薬をさして実験。すると、暗い森の中で50m先の人を見分けることができたという。

その特殊な物質というのは、Ce6と呼ばれるもので、深海魚が持つ光感受性物質のこと。以前からガンや夜盲(俗にいう鳥目)の治療に使われてきた。

夜盲というのは、明るいところでは普通に見えるのに、薄暗くなると見えなくなる症状のこと。では、健康な視力の人にこのCe6を用いたら、暗いところでも見えるようになるのではないか、と考えたのが今回の実験のきっかけだという。

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