「ギャンブルをやめる」「お酒を飲まない」「風俗に行かない」……なんてことは、もう十二分わかっている!!
それができれば簡単だけど、難しいから苦しむ――貯金とは、日常と理想の板挟みになるたちの"リアル"なのだ。
ともあれ、ケチケチしない方法で、遊び心を失わず、どうにかは貯まらないものか……という欲張りなアナタに朗報! 「なぜか、お金が貯まらない人」共通する生活習慣を、本誌は徹底取材。これを読めば月3万円くらい、バンバン貯まってくはず!いざ、貯金体質へ~!!


「スポーツジムなどに行くと感じるんですが、セレブな金持ちの人ほど買っていない、持っていないものがあるんです」
と言うのは、ファイナンシャルプランナーの小井沼玉樹氏。

これがまず一つめの共通点だが、(1)ペットボトルの飲料を買ってしまう人は、お金が貯まりづらいという。
「セレブな方々は水筒を持ち歩いていて、給水器で水を汲んでいます。お金がないわけじゃないけど、"ムダ"だと感じる。ひとつに百数十円を支払うに値しないから買わない、という理屈なんでしょう」

確かに、1日3本も買えば、500円近くにもなる。
加えて、黒烏龍茶など(2)トクホのお茶を普段使いするのも、もっと金がかかるし、「あまり意味がない」と言うのは生活アドバイザーの華山貴子氏。
「たとえば、黒烏龍茶にしても、脂肪吸収を防ぐ効果があるのは"食中・食後だけ"とされています。なのに、"飲めば痩せる、健康になる"と勘違いして、トクホのお茶をずっと飲んでいても、何にもなりません」
"無知は貧乏の始まり"というわけだ。

前出の小井沼氏が言う。
「毎月払っている(3)生命保険料を見直さない人も、損をしている場合も多いので、一度、見直すといいでしょう。とはいえ、保険屋が言ってくる"見直ししましょう"には乗っちゃダメ。見直しというより、解約してからの再契約(乗り換え)で、保険屋が得、お客さんが損をするものですから」

なら、どうすれば?
「全国の町々にある保険代理店(複数の保険会社の商品を扱う)に行き、見直しを頼むのがベター。もちろん、これはタダですし、加入の強制もありませんから」(前同)

同様に、日常生活の中でチャリンチャリンと零れ落ちていく"小銭"も見逃せない。
「金持ちほど、(4)コンビニのATMの手数料にこだわらない人はいない。先のペットボトルの話と同様に、"納得のいかない金は払わない"ということでしょう」(同)

一方で、使わないわけではなく、メリハリのある金の使い方をするのが、本当のセレブなのだ。
前出の華山氏が言う。
「お金がない人は、(5)ベルトと靴にお金をかけない人が非常に多いです。ベルトと靴は、長持ちするものなので、きちんとしたブランド商品を買ってもお釣りが来るもの。お金持ちの方は、シャツや下着、肌着は安物でも、ベルトと靴は良いものを身につけています」
ただのブランド嫌いではイケナイのだ。

また、出るお金を把握するという意味で、(6)財布の中が汚くて整理されていない人もレシート類の大掃除をしたほうがいいだろう。

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