相手女性の自宅は必ず確認!
では、どうすれば被害を未然に防げるのだろうか。
「金にまつわることを聞いてくる女性は、すべて怪しむべきです。また、再婚を決める前に、必ず相手女性の自宅を見せてもらうこと。真剣交際ではなく資産狙いの女性なら、自宅を知られたくないはずです」(前同)

たとえ見せてくれても、油断はできない。
「生活感がない部屋、ウィークリーマンションなどのケースは疑うべき。いつでも逃げられるように、住まいを転々としている可能性がありますから」(同)

また、すでに再婚してしまった場合の注意点を、前出の弁護士はこう語る。
「生前の遺言状作成は要注意です。"口授(くじゅ)"といいますが、遺言状作成者本人が身体的に弱っている場合は、誰でもいいので証人2人と、本人のサインとされるものだけで、代理人が作成した遺言状の下書きでも有効となります。後妻がその気になれば、夫を病気に仕立て、"全部、妻に相続する"とデッチ上げることも可能なんです」

何はともあれ、親の様子を注視することが後妻業予防の最善策。まめに電話をする、実家の様子を見に行くなど、密なコミュニケーションが重要と言える。

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