「辰っちゃん、ありがとう!」

キヨシ監督自身の大事な試合というと、やはり巨人戦になるだろう。
昨季、原巨人に13勝11敗と勝ち越し、今季開幕前のインタビューで、
「巨人に唯一、勝ち越したのがウチだもんな。グフフ……本当に選手のおかげ。ジャイアンツコンプレックスのない若い選手たちが取り返してくれた」
と喜んでいる。

前述のファンミーティングで、原辰徳監督に「ジャイアンツの大型三塁手と言えば、長嶋さん、中畑さん、原辰徳、岡本です」と名前を挙げられ、大喜び。
「長嶋さんを引用しながら俺の名前も入れてくれて……うれしかったね。辰ちゃん、ありがとう!」

さらに、原監督がインフルエンザで休養すると、
「治し方を教えようか? 部屋の中でジッとしているしかない」
と、監督1年目のキャンプ中に隔離された"先輩"としてアドバイスを送った。

さらに続けて、
「今日は川相が指揮を執る? ワザと、うつしたんじゃないか?」
と、原監督より先にインフルエンザで休養していた川相ヘッド犯人説まで披露するなどノリノリだった。

「メディアに対しても、常に中畑さんはサービス精神旺盛。全監督に見習ってほしいですよ」(テレビ局関係者)

ちなみに、14年のDeNAの観客動員数は156万4528人。中畑監督就任前年、11年の110万2192人と比べて、実に46万人も増えている。
「勝敗にかかわらず試合後のインタビューに応じ、お客様とも常に笑顔で接している。監督のそうしたサービス精神が、球団とともにファンサービスという面で、観客動員に結びついていると思います」(横浜DeNAベイスターズ広報)

まさに「絶好調」なキヨシ監督だが、球団広報からは意外な真実が……。
「絶好調、は監督ご本人はおっしゃらないですね。選手時代の口癖なので……。ただ、今年のスローガン『導(みちびく)』は監督ご本人が考えた言葉で、選手とファンがお互いに優勝を目指して導きあっていく、という思いが込められています」

4月9日、阪神戦に勝利して単独首位に立ち、
「首位? 住みにくいんだよね。あそこのポジションは。落ち着かないね」
と語った中畑監督。しかし、シーズンの最後に、ふさわしい場所になっている可能性は大いにある。

かっ飛ばせ、キヨシ~燃えろ!

  1. 1
  2. 2