4月のイースター(復活祭)の4連休中に、ロンドンの宝石店街・ハットンガーデンの貸金庫から、総額2億ポンド(380億円)の宝石と現金が盗まれた。英国内史上最悪ともいわれる事件が発生し、世界中を驚かせた。

犯人はエレベーターシャフト(昇降路)から地下に入り、厚さ180㎝のコンクリートの壁に大型ドリルで穴を開けて貸金庫内に侵入。60~70の金庫を破って金品を盗んだ。
あまりにも大胆すぎる犯行であり、さながら「実写版ルパン三世」と呼びたくなるほど。

それから約50日後の5月19日、ロンドン警視庁は200人以上の警官を動員し、ロンドン北部やロンドンの南東にあるケント州の計12カ所を一斉に家宅捜索。そのうちの1カ所で、盗品が大量に入った袋を押収した。

同時に、43~76歳の犯人グループ9人を逮捕。うち7人は英国人で、3人は67歳以上の年金受給者だったという。

ロンドン警視庁もメンツをかけて捜索したのだろうが、この大胆不敵な犯行をやってのけたジイサンたちのパワーも侮れない。筋金入りの泥棒かも?

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