「元のフォームに戻せ!」連発

まず、怪我でリハビリ調整中の石川駿内野手(ドラフト4位)をつかまえ、
「今日は、おまえに用があって来た」
「佐伯(二軍監督)に打撃フォームをいじられているようだが、オレがおまえを見て、良いと思ったから入団させたんだ」
「元のフォームに戻せ!」
と言い放ったという。他のルーキーに対しても、同じく「フォームを戻せ」の一点張りだったとか。

前出の江本氏がこう言う。
「一軍は予想に反し、頑張っています。落合GMもさすがに遠慮があり、一軍にしゃしゃり出られないから、二軍に来てるんでしょう。本人はオーナー(白井文吾氏)のお墨付きで、好き勝手できると思ってるんでしょうが、選手は(落合氏に)何を言われても、聞き流しておけばいいですよ」
と一笑に付す。当然、二軍でも、落合氏は目の上のタンコブだという。

「二軍の状況を知って驚いた落合さんが、頻繁に顔を出していたようです」
と言うのは、スポーツ紙デスク。"二軍の状況"とは昨年秋、本誌も、"暴力事件"を報じたが、佐伯二軍監督による横暴のことだ。
「選手を監督室に呼び、長いときは2時間も説教。遅刻した三ツ俣大樹内野手だったり……あと、武山真吾捕手がスマホを見ながらトレーニングしてるのを見て、本人に加え、トレーナー、コーチまで呼びつけたとか。監督室は"説教部屋"と呼ばれてます」(二軍関係者)

佐伯二軍監督の"熱血指導"が復活した裏には、さらなる事情があるようだ。
「もともと落合派だった佐伯二軍監督ですが、昨年のたび重なるトラブルでGMに見限られ、自分のクビが今年いっぱいになると危惧。そのために何がなんでも、結果を出したい。今では佐伯二軍監督は反落合派に転じ、谷繁監督との電話で"オレがクビになったらGMも道連れだ!"とキナ臭い話をしていたとも言います」(同関係者)

前出のスポーツ紙デスクが言う。
「谷繁監督は選手層が薄く勝てずじまいでシーズンを終え、退任。不祥事を起こした佐伯二軍監督は、いい頃合いで解雇。これが落合GMの描いた絵図ですが、考えがバレバレ。谷繁監督は、"自分は落合さんが監督復帰するための捨て駒"と漏らしているといいます」
ペナントの裏で、泥沼バトルは本日も展開中――!?

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