電車やエレベーターなど、逃げ場のない場所でオナラをしたくなったら大変だ。もし、漏らしてしまったら、知らんぷりしていても、まわりの反応にバツが悪くて変な汗が出てしまうはず。
しかしオナラの匂いが臭くなかったら、どうだろう? 音が出ないよう、注意して放出すれば、きっと気づかれることはない。そこでオススメしたいのが、オナラがチョコレートの香りになるカプセル剤だ。
イギリスの新聞「The Daily Telegraph」電子版が昨年の11月に報じた記事『Frenchman develops pills to make flatulence smell of roses』によると、芸術家で発明家の65歳のフランス人男性、Christian Poinchevalさんが、オナラをチョコレートの香りにするカプセル剤を開発したそうだ。
彼によると『友人たちと食事をしていたとき、皆のオナラが臭すぎて窒息しそうになった』そうで、『コレはなんとかしなくては』と思って作ったのがオナラをお菓子や花の香りにするカプセル剤だった。
薬はフェンネル(セリ科のハーブ)、海藻、ブルーベリーなど、100パーセント天然成分で作られ、最初に出来たオナラをバラの香りにするカプセル剤は、2006年に保健局の認可を取ってインターネット上で販売すると、月に数百瓶の売り上げになったという。
そして昨年の11月、Poinchevalさんはクリスマスに向けて、ココアや木炭などを素材に加えた、チョコレートバージョン『サンタクロースのオナラ薬』を開発したのだ。この御仁、モジャモジャの白ひげと丸メガネで、まるでサンタクロースみたいな出で立ち。まさにイメージ通りの新薬といえるだろう。
https://www.youtube.com/watch?t=90&v=L0wixhDgvas
カプセル剤は彼のホームページ「Lutin Marin」で1瓶60錠入りが19.9ユーロで購入できるので、父の日のプレゼントにいかがだろうか。(もしくは「おねだりしてはいかがだろうか」)
購入ページ→http://www.pilulepet.com/ja/5-pilule-pet
ちなみに、オナラとは、小腸で消化吸収されなかった食物のカスが、腸内細菌の作用によって分解されるときに発生したガスのこと。我慢したオナラは血管に吸収され、息に混じって再び口や鼻からも排出されるが、あまり我慢が過ぎるとお腹が張ってしまい、ひどい場合には他の臓器を圧迫して激しい痛みを感じることもある。これが肝臓に負担をかけると糖尿病の原因にもなるらしいので注意しよう。