三沢光晴さんの七回忌。
この原稿が配信される6月13日(命日)、日テレジータス(G+)は朝から11時間の特別番組を放送する。

ノアの「三沢光晴メモリアルナイト2015」も生中継(午後3時30分から4時間)。三沢さんが最後に戦った広島グリーンアリーナでの大会だ。11時間、録画して全部観ようと思う。

あらためて考える。プロレスラーとはどういう人たちだろう。

コップ一杯の水を持って運ぶとしたら、たいていの人は七分目ぐらいに水を入れてゆっくり運ぶ。しかしプロレスラーとは、水をタプタプに満杯に入れたコップを全力で運ぼうとする人種ではないだろうか。「こぼすぞ、こぼすぞ」と言われても、前に進んでしまう。

これは美化ではなく、呆然とした気持ちも混じって言っている。

三沢さんが亡くなったときも、リング上の激しいファイトも当然ながらリング以外でも団体の長としていかに多忙だったか伝えられた。でもリングに上がる。

呆然とするしかない。
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