気になる足の臭いをたった10秒でなくしてしまう方法とは?の画像
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蒸し暑くなってくると気になるのが足の臭いだ。女性の場合はブーツを履く冬の方が大変なようだが、革靴を履いて外回りする男性には、これからが憂鬱な季節だろう。

足の臭いの主な原因は、汗や角質などが分解されて出来る「イソ吉草酸」という物質。実はこれ、納豆の臭いの元でもある3種の低級分岐脂肪酸の中のひとつで、臭い足が納豆みたいなのも納得。そんなわけで、この「イソ吉草酸」を退治すれば、繰り返し洗っても消えなかった悩みともオサラバできるかもしれないのだ。

さっそく実践して欲しいのは、掃除用の便利アイテム「重曹」を使った対策法だ。洗面器にお湯と重曹を大さじ2〜3杯入れて足湯にすると、弱アルカリ性の「重曹」が、酸性の「イソ吉草酸」を中和するため、数日でかなりの確率で臭いが消える。また、クエン酸も一緒に入れると、炭酸泉と同じ水質になるので、さらに強力な臭い取りになる。

次に試して欲しいのは、漬物を作るときに使う「ミョウバン」だ。水1500mlにミョウバン50gを入れて、よくかき混ぜる。「ミョウバン」は水に溶けにくいので、ペットボトルに入れて軽く振り、一晩置いておくといいだろう。出来あったものが「ミョウバン水の原液」で、これを10倍に薄めた「ミョウバン水」を霧吹きなどに入れ、お風呂あがりの清潔な足にふりかけ、乾くまでジッと待つ。臭いの原因になる菌の活性を抑制するため、これも数日で臭いが消える。また、「ミョウバン」に含まれる金属が酸化還元反応を起こすので、汗くささを抑えるのに有効な金属消臭の効果もある。

一番簡単なのは、ワキガや皮膚汗臭いを抑える制汗スプレーを靴下を履く前に足に吹きかける方法だ。有効なのは「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」と「銀含有アパタイト」が配合されているもので、資生堂の『Ag+(エージープラス)』がお馴染みだろう。これなら出勤前の10秒で対策できるはずだ。

たとえ臭いの素を退治しても、また靴を履いたら臭ってしまう。そこで、臭う前にの対処法として、5本指の靴下を履いて、指と指の間の汗を乾きやすくする。これは抗菌防臭機能を持つ靴下より、臭いを防止する効果がある。また、意外に見落としがちなのが足の爪に詰まったカスだ。これも皮脂や角質などの汚れのカタマリなので、「イソ吉草酸」が発生しやすい。こまめに爪を切って、臭いカスを溜め込まないようにしよう。

しかし厄介なのが革靴に染み付いた臭いだ。陰干しして乾燥させても、なかなか臭いは取れないので、靴用の消臭剤を使うしかない。臭いに悩んでいる人は多いようで、各社からさまざまな商品が出ているので試してみよう。

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