意外に知らない!?焼酎の「甲類」「乙類」って何が違う?の画像
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焼酎には甲類と乙類があります。甲類はホワイトリカー、乙類は本格焼酎とも呼ばれていて、製造方法の違いで分類されます。

甲類は連続式蒸留器(パテントスティル)を使い、高純度のアルコールを抽出します。不純物がほとんど含まれていないのでクセがなく、基本的に無味無臭。酎ハイやサワー、果実酒造りなどに使われます。
乙類は単式蒸留器(ポットスティル)を使うためアルコール以外の成分も混じり、原料の風味が残るのが特徴。イモを使えばイモの、麦を使えば麦の薫りが漂う酒になります。

日本酒は米を原料にして造られますが、焼酎には原料の決まりがありません。デンプン質が含まれていれば、どんなものからでも製造可能。主流はサツマイモと麦ですが、ほかにも米、酒粕、ソバ、黒糖、栗、サボテン、コーヒーなど、さまざまな原料から焼酎が造られています。

焼酎は500年以上も前から造られている日本の伝統的な酒で、俳句の季語にもなっています。さて、焼酎が表す季節とは?



答え :夏=焼酎はかつて、暑気払いの酒とされていた。

出題:浜川卓也

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