不審な自転車にご用心! 時代錯誤の「当たり屋」詐欺が復活か!?の画像
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新手の「当たり屋」にドライバー困惑

「当たり屋」は車にわざとぶつかり、示談金や保険金を騙し取る詐欺。しかし自分が大怪我をしたり、ヘタしたら死ぬ危険もある。
もう、やる者はいないと思われていたが、最近、自転車に乗って車にぶつける新手口が登場したようだ。
3月11日の昼間、東京都新宿区在住のA氏(50代)は、練馬区内の幹線道路を車で走っていた。すると、路地から自転車に乗った中年男性のBが出てきて、A氏の車にわずかに接触。

「Bが路地から半分姿を見せ、こちらを覗いているのが見えたので、私は減速したんです。だから接触したといっても、Bは膝の近くを少し擦りむいただけ。しかも接触したあとの彼の第一声は"保険入ってる?"です。変ですよね」(A氏)
Bは、メガネが吹き飛んだので弁償してくれとも言った。そのメガネは接触地点から数mも後方に落ちていたという。
「あの程度の接触で、そこまでメガネが吹き飛ぶとは思えません」(前同)

そうはいっても接触したのは事実。弱い立場のA氏は後日、菓子折を持ってBの一人暮らしのアパートを訪ねた。しかし不在。同住所に住む大家に訊いたところ「また(自転車に乗って車と接触事故)やったの?」と言われたそうだ。
「Bは擦り傷だけのはずが、むち打ち症だ、頭痛がするなどと言い出し、間に入った保険会社が調査しているそうです。警察に相談したら、人身事故として処理したので"当たり屋"の件は不問なんです」(同)
警察関係者によれば、小学生のわが子に自転車で当たり屋をやらせているケースもあるという。運転中はくれぐれも、ご用心を。

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