初の渡米日本人「ジョン万次郎」はどうやって海を渡った?の画像
初の渡米日本人「ジョン万次郎」はどうやって海を渡った?の画像

初めてアメリカ本土に上陸した日本人は、土佐の漁師だったジョン万次郎です。1841年、14歳のときに海で遭難。無人島に流れ着いたところをアメリカの捕鯨船に救助され、渡米しています。日本へ帰ってきたのは12年後。黒船が来航し、開国を要求した翌年のことでした。

ペリーに恫喝され、慌てふためいた当時の日本人にとって、万次郎が持ち帰った知識や経験は大変貴重な情報でした。
スパイ疑惑をかけられながらも藩校の教授、通訳、造船指導などで活躍。勝海舟や坂本龍馬、福沢諭吉らの考え方にも影響を与えたようです。

維新後は開成学校(現・東京大学)の教授にもなっています。
歴史の大きな流れの中では、万次郎は脇役的存在ですが、明治維新を成立させた陰の功労者と言えるのかもしれません。

ところで、ジョン万次郎の「ジョン」とは、どこから取った名前?

(1)救助された船の名前から
(2)引き取った養父の名前から
(3)住んでいた町の名前から


答え :(1)=救助した船ジョン・ホーランド号から。

出題:浜川卓也

本日の新着記事を読む