めまいしそうな珍回答が続出

さて、今回の取材した時期は、ちょうどドイツでG7サミットが開催されている最中だった。G7とはもちろん、先進7か国首脳会議のことで、来年は日本の伊勢志摩で行われることが決まっているが、
「伊勢志摩でやるんスか。どうせなら鈴鹿でやればいいのに」(F君・ミュージシャンを目指すフリーター)

なぜ鈴鹿で?
「G7って、F1とかのカーレース関係でしょ?」
同じバンドのメンバーのG君がすかさず、
「違うよ。競馬のGIとかそんな感じですよね?」
G7から順に勝ち進めば、いつかGIに出られるのかもしれない……。

ついでに、世界の地理についても質問したところ、
「カナダってアメリカの51番目の州ですよね。確か、アラスカがアメリカから独立したんですっけ?」(H君・調理学校学生)
「中国の首都は上海でしょ。あれ、香港の首都って、どこでしたっけ?」(I子ちゃん・女子大生)

なんだか、めまいがしてきました。
冒頭に登場した堀江教授が苦笑しながら、自身の体験を語る。
「入学したばかりの学生たちに、シェークスピアの作品を聞いても、誰も手を上げないんですね。やっと一人、『ハムレット』と答えたんだけど、シェークスピアがイギリスで生まれたことさえ知らない」

年上の世代からすると、今の18歳は常識が欠けているように思えるが、20歳になれば政治・経済などの知識があるかというと、そうでもないのだと言う。
「私は18歳以上の選挙権付与に賛成ですが、きちんと政治問題などを勉強させることが大切だと思っています」(堀江教授)

公職選挙法の改正案は、早ければ6月17日に参議院で可決される見通しだ。来夏の参院選から、18歳の一票が国政を左右することになりかねない。
本当に大丈夫なんでしょうか。すご~く心配です。

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