デジカメを超えた!? iPhone6のカメラの「ものすごい機能」の画像
デジカメを超えた!? iPhone6のカメラの「ものすごい機能」の画像

誰でも気軽に写真を撮れるカメラといえば、1980年代後半に登場した使い捨てフイルムカメラ「写ルンです」から始まって、2000年代にJKたちの間で流行った小型インスタントカメラ「チェキ」、そして、同じく2000年代に入ってデジタルカメラが小型化、低価格化した「コンデジ(コンパクトデジタルカメラの略)」と移り変わってきた。

しかし、10年間で急速な右肩上がりでシェアを伸ばしていた「コンデジ」も、2010年代入ってから失速してしまう。あるカメラメーカーのマーケティング部門では、2012年に年間730万台強あった市場規模が、近いうちに450万台まで縮小するだろうと予測している。これほど大きな変化をもたらした原因は、昨年末で普及台数が7500万件を越えたスマートフォンに取って代わられたからだ。

確かに街や観光地で写真を撮っている人々の手にあるのは、若者に限らず熟年層でさえも、多くがスマートフォンだ。その中でも最もたくさんの写真が撮られているのは、アップルの公式サイトによるとiPhoneなのだそうだ。人気の理由は、高度な写真撮影を劇的に簡単にしてしまった先進的な機能で、特に最新機のiPhone6とiPhone6 Plusは以下の点が凄いのだ。

1:AF(オートフォーカス)速度

自動でピントを合わせる機能に、デジカメの上位機種専用だった『Focus Pixels(像面位相差AF)』を採用。明暗差のハッキリしないところや動くモノをに強くなり、動物や赤ん坊など、動きが予測できない対象でも、カメラを向けたら一瞬にしてピントが合ってしまうから、ストレスを感じることがない。

2:手ぶれ補正

iPhone6 Plusのみだが、『光学式手ぶれ補正』を採用(iPhone 6は『電子式手振れ補正』)。電子式が写真の四隅の部分を犠牲にして強引にぶれを補正していたのに対し、光学式はレンズの動きによって写真全体をぶれさせずに撮ることができる。

3:HDR(ハイダイナミックレンジ合成)

カメラにあまり詳しくないユーザーには馴染みがないかもしれないが、露出(写真の明るさの調整)オーバーで明るい写真と、普通の写真、露出が不足で暗い写真を同時に3枚撮影して、それぞれの画層を合成し、肉眼に近い画像を作成する技法のこと。太陽が逆光で人物の後ろの風景が白くとんでいるとか、逆に風景は写っているけど人物が真っ黒だった、なんて失敗を防いでくれるし、夜間のイルミネーションもバランスよく撮ることができる。

iPhone6でいろんな写真を撮れるようになったら、一度、試して欲しいのが一眼レフカメラだ。レンズを交換できるので多彩な表現を愉しむことができるし、露出やシャッタースピートを調整することによって、本格的な作品作りにも挑戦できる。スマートフォンでも手軽に撮れる写真より、一歩先の写真の世界を覗いてみよう。

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