ほぼ猛獣!? 大型犬の迫力がありすぎる映像集の画像
ほぼ猛獣!? 大型犬の迫力がありすぎる映像集の画像

ペットに犬を買うなら、どんな種類がいいだろう? 散歩のパートナーなら柴犬、賢くて飼いやすいトイプードル、小さくて可愛いチワワや、一見ブサイクだけど、よく見ると愛嬌のある独特の顔のパグもいい。また、番犬として飼うのなら、ドーベルマンやシェパードなど、大型で強そうな犬が飼い主を忠実に守ってくれそうだ。

しかし、大きいといっても、度が過ぎると飼い犬のレベルを超えてしまう場合がある。世界にはそんな桁外れに成長してしまった犬が存在することをご存知だろうか? 写真を見ても合成じゃないのかと疑いたくなる、猛獣みたいな大型犬たちを動画と合わせて紹介しよう。
https://youtu.be/rKewWoHuHcg



1.コーカシアン・シェパード(Cauacasian Shepherd Dog)
●動画 0:12~
ロシアのコーカサス地方原産で、オオカミやチベタン・マスティフの血を引く護畜犬。羊などの家畜をオオカミや家畜泥棒から守るのに使われてきた。平均的体高は64~72cm、体重45~70kgで、性格は人懐っこいが、独立心と防衛本能が強い。飼い主に被害を与える相手に対しては容赦なく、勇敢に立ち向かう。

2.カンガール(Kangal Dog)
●動画 0:34~
トルコ原産で、トルコ東部のスィヴァス県カンガール郡で飼われていた護畜犬。牧羊犬や家畜の見張りの他、護身、軍用犬などにも使われていた。平均的体高は77~86cm、体重は50~66kgで、名前のよく似た犬種にカンガルー・ドッグというものがあるが、それはオーストラリア原産の別種。性格は賢く、飼い主に一途。家畜の護身に使役されていただけあって、防衛本能が高く警戒心が強い。

3.ロットワイラー(Rottweiler)
●動画 0:52~
ドイツのロットワイル地方原産で、名前は18世紀に地元で発見されたローマの大浴場屋根を意味する「赤いタイル」にちなんで付けられた。闘犬として使われていた犬を牧牛犬として改良され、筋肉質で骨太な体格で、背中と肩幅が広く、アゴの力が強じん。平均的体高は61~69cm、体重は45~59kgで、体高よりも体長が少し長い。日本でも人気で、国内でもブリーディングが行われていて、ショードッグとして多く飼育されている。

4.ジャーマン・シェパード(German Shepherd)
●動画 1:05~
ドイツ原産で、名前は「ドイツの牧羊犬」と言う意味。日本国内ではシェパードと呼ばれることも多い。勇敢な性質や優れた運動神経、訓練を好む性格から作業犬として訓練され、災害救助犬、軍用犬、警察犬、麻薬探知犬等として活躍している。平均的体高は60~65cm、体重は30~40kgで、強靭な筋力を持っていて、顔つきは精悍で鋭い。

5.チベタン・マスティフ(Tibetan Mastiff)
●動画 1:22~
チベット高原が原産地で、俗にチベット犬とも呼ばれる希少種。古くからチベットの牧畜民が牧羊犬や番犬として飼育していて、モンゴル帝国の初代皇帝、チンギス・ハーンは3万匹のチベタン・マスティフ軍団を引き連れて西征したと言われている。平均的体高は66~70cm、体重は64~82kgで、飼い主への忠誠心が強く、敵に対しては勇敢に立ち向かう。

6.アメリカン・ピット・ブル・テリア(American Pitbull Terrier)
●動画 1:35~
イギリス原産で、闘犬用に交配された。闘犬用の無駄のない機能美を求められたため、本来の体重は12~25kgだが、アメリカでは最近のショードッグとして大型化が進み、50kgを超えるものもいる。闘争心が強く、番犬や護衛犬として利用された結果、人に牙を剥く獰猛な犬種であるため、ヨーロッパでは飼育や持込が禁止されている国がある。

7.ドーベルマン(Doberman)
●動画 1:46~
ドイツのルイス・ドーベルマン氏によって、19世紀末に警備犬用に交配された。身体は細身だが筋肉質で敏捷性、走力に優れている。難しい訓練にも耐えられる非常に頭の良い犬のため、シェパード同様、様々な作業犬として訓練され、軍用犬、警察犬、麻薬探知犬、番犬、盲導犬等として活躍している。平均的体高は68~72cm、体重は40~45kgで、飼い主に対して強い忠誠心を持つが、他の人間や犬に対しては警戒心が極めて強い。

8.カネ・コルソ(Cane Corso)
●動画 1:57~
イタリアのシチリア島原産の牛追い、番用の犬種で、名前は「保護者の犬」と言う意味。平均的体高は64~71cm、体重は45~64kgで、性格は飼い主に対しては愛情深く優しいが、的確な訓練がなければ攻撃的になってしまうことも。見かけのタフなイメージと反して、精神的には意外とナイーブ。近年ではイタリアだけでなく、アメリカなどでも牛追い犬、ペットやショードッグとして飼われるようになってきた。

9.ブル・マスティフ(Bull Mastiff)
●動画 2:06~
イギリスのイングランド原産で、イギリスでもっとも古い犬種のひとつがマスティフとブルドッグを掛け合わせて作られた。農場や狩猟場で不審者や密猟者が近づいてくるのを静かに待ち伏せ、指示に従って襲いかかり、相手を傷つけることなく捕えることのできる。平均的体高は64~69cm、体重は50~59kgで、性格は物静かで温和だが、飼い主が危機が迫ったと感じると勇敢に立ち向かう。

10.アメリカン・アキタ(American Akita)
●動画 2:18~
第二次世界大戦後、日本に進駐したアメリカ軍の軍人たちが飼い、後にアメリカへ連れ帰った秋田犬がルーツ。がっしりとした骨太の身体で、均整がとれ重厚味があり、骨に重量感がある。平均的体高は66~71cm、体重は45~50kgで、日本の秋田犬よりやや大型だが、性格は優しくて人懐っこく、機敏で反応がよく威厳があり、飼い主に従順かつ勇敢。

飼い主の育て方にもよるのだろうが、画像のペットたちは平均値をはるかに超え、熊かと見間違えてしまいそうな大型犬ばかりだ。番犬として役に立ちそうだが、餌代や健康管理、散歩など、飼うのが大変そうだ……。

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