芸能デビューから10年目!
――マジで怖いね。
紗綾 はい。昔は私、蚊とか全然平気だったけど、いまは蚊を見るだけで、背筋がゾッとします。
――かわいそうに……ところで、そんな怖いデング熱から命からがら生き延びた紗綾さんは、今年で芸能デビュー10年になるんですね。
紗綾 話の展開が強引ですね(笑)。はい、もう10年ですよ。あっという間に過ぎた感じです。
――いま21歳だから、11歳の頃から芸能活動をしていたんですね。
紗綾 はい。物心つくかつかないぐらいの頃で、将来の夢とかも決める前に入った感じです。
――まだ11歳ながら、ナイスボディの女の子として、人気でしたね。
紗綾 いえいえ。当時はまだ小学生でしたからね。しかも初めてのお仕事がグラビアだったので、正直、抵抗があって、現場で泣きじゃくりましたよ。
――恥ずかしかった?
紗綾 はい。だって、めっちゃ薄い布のビキニを着なければいけなかったんで
――マニア向け、だね。
紗綾 この頃はジュニアアイドルブームでしたからね。
――最初からグラビア志望だったの?
紗綾 いえ、私はダンスが好きでダンサーになりたかったんですよ。それでダンスボーカルユニットのオーディションを受けたのが、芸能界入りのキッカケです。
――そっかぁ。ダンサーになりたかったのに、気づいたら小学生なのにビキニで撮影されていたんだ。
紗綾 学校でもいろいろ言われてイヤでした(笑)。でも凹むタイプでは無かったですね。
――アハハ、たくましい。当時から胸も大きかった?
紗綾 そうですね。小学生の頃から目立っていて、それがイヤでスポーツブラを何枚も重ねて、押さえていたほどです。
――それ、痛そうだね。
紗綾 はい。あと、中学生ぐらいになると、同級生の女の子がオッパイを触りにくるんです。"ちょっと触らせて"って。そういうのも苦手で、いつもイライラしていました。
――中学生時代なら、男子も"触らせて"と迫ってきたでしょ?
紗綾 いませんよ!(笑)そんな勇者は(笑)。
――そうなんだ……ずっとグラビアは嫌いだった?
紗綾 でも、高校生ぐらいから楽しくなってきましたね。この頃になると周りも"応援しているよ"とか言ってくれるようになって。あと、高校は芸能を目指している子たちが沢山通う学校だったので、グラビアをやっていても別にあれこれ言われなくなったのもよかったです。
――抵抗もなくなった?
紗綾 そうですね。むしろ、見てもらうことが楽しくなってきました。