特にやっかいなのは、内部に時計を搭載したコンピューター機器である。1秒を挿入するために数日を要すこともあるという。

また、実害もある。前回、うるう秒が挿入された2012年6月30日には、インターネット・サーバーで多くの障害が発生した。オーストラリアのカンタス航空では、オンライン予約システムが数時間も止まってしまったという。

だが、うるう秒をなくしてしまえば、時刻が地球の自転とは関係なくなり、何万年後かには日の出が昼間になったりするかもしれない。やっぱり人間は、地球の自転をもとにした時間で生活するのが健全ではないだろうか。

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