彼氏がいないと却って危ない

「犯罪に走る若年女性の特徴として、何かトラブルが発生したとき、その問題解決の方法が極端になるということが挙げられます。たとえば、恋愛。秋山容疑者も、三角関係というトラブルを解決するため、死体遺棄という極端な行動に出た可能性もあります」(渋井氏)

恋愛でいえば、(8)特定の彼氏がいないこと。
「不特定多数の男の人と遊んでいると、親に紹介できないから」(前出のBさん)
との指摘もあるが、一方、
「人間関係のトラブルを順序立てて解決できない若い女性も少なくありません。恋愛経験が乏しいと、そうなるケースが多くなりがちです」(前出の渋井氏)
父親としては微妙な気もするが、彼氏とヨロシクやっているくらいなのがいいようだ。

今年1月、名古屋大学の女子学生(当時19歳)が、77歳の老婆を殺害した事件では、武田鉄矢が『ワイドナショー』(フジテレビ系) 内のコメントで、
「性への興味を持つのが遅い子は、死への興味を先に持ってしまう」
と言い、話題となった。

「昨年夏の"佐世保同級生殺害事件"で逮捕された当時16歳の女子高校生と、名古屋大の女子学生には、共通点が多いんです。一つは2人とも(9)男性のようなショートカットで、もう一つは(10)自分のことを"俺様""僕"と、男みたいな口ぶりで言うことです」(全国紙社会部記者)

さらに、この女子学生は、警察の調べに「人を殺してみたかった」と供述。また犯行前、ツイッターへ、
〈「殺したい」人はいないけど「殺してみたい」人は沢山いる。〉
〈日常を失わずに殺人を楽しめることが理想なんだと思う。〉
と、堂々と書き込んでいるのだ。

渋井氏が、こう続ける。
「普通、そういう発言をすれば社会から非難されます。ところが、女子学生のツイッターは、彼女の友達もフォローしており、見られることを承知で書いている。これも、女子学生が、社会との関係を絶とうとしている一つの証拠なんです」

(11)内に秘めた毒をツイッターで発散してはいまいか。一見、普通に見える子ほど、危ないのかもしれない。

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