ノブハヤシ白血病復帰後の勝利に自ら感涙 【7.20 火の国格闘伝説 LEGEND6】の画像
ノブハヤシ白血病復帰後の勝利に自ら感涙 【7.20 火の国格闘伝説 LEGEND6】の画像

7月20日(月・祝)に開催された「火の国格闘伝説 LEGEND 6」は新機軸として高級ホテルのバンケット・ルームを使用し、円卓テーブルでのディナーと一緒に試合を観戦する形式で行われた。円卓テーブル席は前売りで完売。立見チケットも当日ソールドアウトとなるなど満員となった。なお、この大会の模様は8/23(日)熊本朝日放送(KAB)25:10~25:40『さしよりご勘弁(格闘技スペシャル版)』にて地上波放送される。

7月20日(月・祝)「火の国格闘伝説 LEGEND 6」
会場:熊本市中央区「ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ」
観客:500人(満員)

第1試合
MMAマッチ 72kg契約 5分2R
曽根修平×〔1R1分43秒/腕十字固め〕○ホドリゴ


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ガードポジションから腕十字を狙った曽根に対しホドリゴはパスガードしマウントポジションへ。逆に曽根の腕を取り腕十字を決めてタップを奪った。ホドリゴ選手、地元九州のMMA大会王者(DreamGateライト級王者)からの値千金の勝利。

第2試合
ウェルター級 MMAトーナメント凖決勝 5分3R(延長1R)
翔×〔1R1分25秒/フロントチョーク〕○グレミタ


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タックルを仕掛けてきた翔選手に対し、グレミタ選手はタックルを潰してフロントチョークを決める。グレミタの上腕部が深く入り切った所でレフェリーが試合を止めた。

第3試合
ウェルター級 MMAトーナメント凖決勝 5分3R(延長1R)
井上誠午○〔2R3分57秒/パウンド連打〕×ヂエゴ


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計量時から物凄い緊張感を漂わせていた両雄。試合も足関節狙いのヂエゴ選手と、肘攻撃を交えた鉄槌でヂエゴの頭部を狙ってゆく誠午選手という好対照の攻めがぶつかりあった。足関節にこだわったヂエゴだが2Rに入って次第に誠午の攻撃により動きが鈍くなり、連打が続いた所で決着ありとなった。試合後、地元の井上誠午選手は「こんなに多くの方々が来てくれて熱気を感じました。熊本の格闘技をもっともっと盛り上げていきたいと思います」と今後の抱負を語った。

また準決勝の結果を以て、決勝戦の組み合わせはグレミタ vs 井上誠午となった。

セミファイナル
異種格闘技戦 30分1本勝負
天田ヒロミ○〔4分52秒/KO ※ボディブロー〕松崎和彦


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空手スタイルからの突きで天田に仕掛ける松崎だが、天田のローキックが強烈にヒット思わず顔を歪めてリング下にエスケイプ。レフェリーに促されリングに戻った松崎はフロントヘッドロックから鮮やかなスープレックスで天田を投げる。足殺しにアキレス腱固めを仕掛けるも天田はロープエスケープ。その後も蹴り足を取ってアキレス腱を狙う松崎だが、天田は攻撃をキックからパンチにシフトチェンジ。パンチの連打でコーナーに追い詰め、顔をガードしてがら空きとなったボディに強烈なボディブローを叩き込み松崎を悶絶させKO勝利を奪った。

メインイベント
ヘビー級キックマッチ 3分3R(延長1R)
ノブ ハヤシ○〔判定3-0〕×長谷川獣兵衛


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1R、動きの堅いノブに対し長谷川はパンチやローキックで先手を取る。しかし徐々に身体が温まってきたノブはカウンターでパンチを返す。両者互角の攻防で1R終了。

2R、長谷川のパンチで鼻血を出しながらも、動きの良くなって来たノブの勢いは止まらない。強烈なヒザ蹴りで長谷川を攻める。勢い余って掴んでから2度のヒザ蹴りを入れる場面がありレフェリーから注意がノブに与えられる。

3R、ヒザ蹴り、ローキック、アッパーでノブが攻勢。長谷川も負けじとパンチを返すが、ノブのローキックやヒザ蹴りのダメージが大きい。最後まで両者打ち合っての試合終了。判定は3者とも〔30-28〕にてノブ ハヤシの判定勝利。ノブ ハヤシの勝利は白血病発症以前の2008年のベン・エドワーズ戦以来、7年ぶりとなる。

試合後、マイクを持ったノブ ハヤシは「白血病になってから復帰してやっと勝てました」と語り、感極まって涙声となり「泣いているのは、倒しきれなかったから、悔しいからです。昔のように相手を倒し切れるようにもっと練習して、また熊本に戻って来たいです。応援よろしくお願い致します」と満場の観客にアピール、大きな拍手が送られた。

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