【寺田千恵選手】女子選手の第一人者が高い技術で爆走！
高校を卒業後、本栖研修所（現・やまと学校）で訓練を受け、同所卒業後の1989年11月にデビューし、わずか５走目で初勝利を飾る。小学校時代の空手、中高校時代の軟式テニスで下半身を鍛えていたことが、ボートでも役立ったという。
ボート界を騒然とさせたのは、2001年夏のこと。2000年度後期に優勝6回・勝率7.46、2001年度前期に優勝3回・勝率7.88と素晴らしい成績を挙げ、同年６月、唐津競艇場で施行されたＳＧ・グランドチャンピオン決定戦競走に出場。なんと、女子選手として初めて優勝戦にまで駒を進めたのである。
そして、優勝戦の枠番はポールポジションの１番。優勝の金星も期待されたが、スタートで出遅れ、５着だった。しかし、観客席からはレースの間中、寺田選手への応援が途絶えなかった。
