「ガーリー」と「フェミニン」の違いは? 今さら人に聞けないファッション用語の画像
「ガーリー」と「フェミニン」の違いは? 今さら人に聞けないファッション用語の画像

ファッション誌の見出しでよく見る「ガーリー」「フェミニン」の文字。よくよく考えればどっちも「女性」という意味で、「今年の秋はガーリースタイルで」「フェミニンなニットが気分!」なんていわれてもなにがなにやら……な人も多いハズ(実は筆者もその1人です)。日刊大衆を読んでいるオジサマには関係ないかもしれませんが、女子にとっては大問題。まぁよくわかんないけど、女の子っぽくしとけばいいか、なんてこの2つのテイストを適当に合わせると……むむ! どこか垢抜けないチグハグな印象になってしまうのも事実です。似ているくせに実は相性がよくないなんて、ファッションは本当に難しい。そんな、なんとなく知っているけど、詳しくは人に聞きにくいファッション用語の「ガーリー」と「フェミニン」の違いをお教えしたいと思います!

★ガーリー=「女の子らしく、甘めで」
まず簡単にいうと、少女・女の子テイストなファッションがガーリー。カワイイ系のモチーフが入ったTシャツや花柄のブラウスなど、甘めのテイストが特徴です。子どもっぽさもあり、フリルやリボンを積極的に取り入れるけど、原宿ファッションにならない程度。そこそこな加減で少女っぽさを演出します。ボトムはひざが見える短めのスカートが基本で、裾がフレアになっているデザイン多し。今年の春はフワッとしたスカートが流行ったでしょう。あれこそ「ガーリー系」ってやつですね。

●代表的なガーリーアイテム
モチーフの入ったTシャツ/フリルブラウス/やや短めのギャザースカート/フリルやレース、チェックや花柄

●雑誌でいうとなに?
『Zipper』『non-no』『CUTiE』
『sweet』『Popteen』『LARME』などで、年代は10~30代がターゲット層。

●芸能人でいうと?
宮崎あおい、石原さとみ、トリンドル玲奈、鈴木奈々、吉川ひなの、益若つばさ

★フェミニン=「女性らしさと上品さ」
ガーリーが女の子らしさを追求したモノだとすると、フェミニンは「女性らしさ」。もっとわかりやすくいうと「OLっぽい服装」。おとなしい雰囲気で、肌の露出は控えめです。花柄などプリントモノが多いガーリーに比べて、無地だったり、フリルやギャザーといった素材そのもののデザインで強弱をつけたり。全体的にシンプルなアイテムでコーデします。ボトムは膝丈、ミディアム丈のスカートなどで、ミニ丈、ロングもあまり見かけません。やりすぎ感のない定番アイテムを合わせれば、フェミニンスタイルの完成ってわけです!

●代表的なフェミニンアイテム
薄く透け感のあるシフォン素材のブラウス、ニット/膝丈ワンピース/キレイ色のカーディガン

●雑誌でいうと何?
『Steady.』『AneCan』『andGIRL』『美人百花』などで、年代は20~30代がターゲット層。

●芸能人でいうと?
菅野美穂、綾瀬はるか、桐谷美玲、北川景子、押切もえ

ガーリー=女の子っぽい、フェミニン=女性らしい、ってことはわかっていただけたでしょうか?

ちなみに『Popteen』『LARME』等で活躍するファッションライターさんによると、今年の秋はダークロマンティックなフォークロア系が流行りそうとのこと。オジサマには何のことだかさっぱりわからないかもしれませんが、女子のオシャレは何かと大変ってことだけはわかってくださいね。

本日の新着記事を読む