今月26日、歌手のファンキー加藤(36)が2016年公開の映画「サブイボマスク」で初主演をつとめることが分かった。「秘密結社鷹の爪」で知られるDLEが企画プロデュースを行い、実写とアニメと音楽が融合するという同作だが、世間からは「俳優業やるのはいいが、どう考えても主演顔じゃない……」「そこらへんにいる兄ちゃんと変わらない風貌だが大丈夫だろうか」と、加藤のビジュアルに心配する声が相次いでいる。

長くFUNKY MONKEY BABYSのリーダーを務めた加藤。同グループは2006年、「そのまんま東へ」でメジャーデビュー後、2009年にはNHK紅白歌合戦にも出場を果たした人気グループだったが、2013年に解散。加藤は“ファンキー加藤”の名義でソロ活動を開始した。

しかしソロ活動後、シングル曲を3枚、2014年にアルバム「ONE」を出し、オリコンアルバム週間ランキング初登場3位を獲得するも、世間的にはパッとしたイメージがない。また、藤原竜也や岡田将生が出演した水曜ドラマ「ST 赤と白の捜査ファイル」のエンディング曲を担当した流れで、第1話にゲスト出演を果たすも、視聴者からは「ふつうの人がテレビ出てるんだけど」程度に思われてしまった。

2016年初夏に公開の「サブイボマスク」での加藤の役どころは、寂れてしまった地元のシャッター商店街をもう一度盛り上げるため、暑苦しいほどの熱意と応援歌で人々の心を動かしていく主人公だ。ファンキー加藤にはピッタリの役とも思えるが、「ファンしか観ないんじゃないか」「いきなり映画の主演というのはどうかと思う」「やっぱり見た目がふつうすぎる」など、世間の期待は芳しくない。ファンも「ミュージシャンであってほしい」「どこに向かうの?」と、“俳優・ファンキー加藤”は求めていない様子だ。

2月に第一子(男の子)が誕生し、パパとなった加藤。自身のブログで「目指せ、ファンキーな親父!!」と綴っていたが、ぜひこの逆風を乗り越えて、ふつうの顔でもファンキーな俳優になれる道を切り開いてほしい。

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