識者が愛用するサプリとは?

また、薬と服用するのは水が基本とされているが、
「サプリは食品ですから、薬と違って、お茶やコーヒーのほか、何で飲んでもかまいません」(神﨑氏)

毎日きちんと飲むとして、サプリの効果はいつ表れるのか?
「私が知っている例では、2週間で効果が現れたケースが最短。だいたい1か月で排便がスムーズになったとか、血液検査の結果がよくなったという話が聞えてきます」(同)

むろん、個人差やサプリの種類で異なるだろう。
しかし、効果が見えないからといって、やってはいけないのが"過剰摂取"。基本的には、サプリには副作用がなく、摂りすぎても余分なものについては排泄されるのだが、中にはそうはいかないものもある。
その危険性を、新潟大学教授で水野記念病院理事の岡田正彦氏が解説する。

「栄養成分といっても、ビタミンB6やB12、さらには葉酸を摂り過ぎると、ガンのリスクが高まるといわれています」

健康維持のためのサプリが病気や不調を引き起こすことになっては本末転倒だが、岡田氏は、
「アメリカのデータなんですが、医師の3人に1人がサプリを飲んでいます」
というから、やはり、健康維持の一助にはなりそう。

ちなみに神﨑氏と田村氏に、どんなサプリを飲んでいるか聞くと、両氏ともに「マルチビタミン」を愛用。さらに神﨑氏は計12種類のサプリを飲んでいるという。

医師や識者に加え、冒頭で触れたように救命の現場でも使われ始めたサプリメント。上手に利用して、健康と長生きの伴侶にしていただきたい。

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