いつまで美味しい!? アイスの賞味期限はどのくらい?の画像
いつまで美味しい!? アイスの賞味期限はどのくらい?の画像

暑~い日に頬張るアイス、これぞ至福の時である。いつでも食べられるようにと冷凍庫に山ほどストックしてあるのは、筆者だけではないはずだ。でも、アイスっていったいどのぐらい保存が可能なのだろうか。冷凍庫の奥にある、化石のようになったカチコチアイスも食べられるのか。調べてみると……なんと、アイスには賞味期限がないという。

確かにアイスのパッケージをよく見てみると、なるほど賞味期限がどこにも書かれていない。これは、食品衛生法で「アイスクリームは賞味期限の表示を省略してもよい」と定められているから。なんでも、アイスクリームは適切な温度管理のもとであれば、細菌の増殖はなく、長期保存をしても品質の変化は極めて少ないらしいのだ。つまり、冷凍庫に入れておけば50年前のアイスでも、100年前のアイスでも食べられるというわけ。時をかけるアイスである。

ただし、それには条件がある。「安定的にマイナス18度以下で冷凍保存」していることだ。通常、家庭用冷蔵庫の冷凍庫の温度はマイナス20度前後であるが、冷凍庫にモノをたくさん詰めていたり頻繁に扉を開け閉めすると、庫内の温度変化がおきやすくなってしまう。こういう状態だと、アイスの表面がいったん溶け、再凍結することにより、シャリシャリした「なんか違う」アイスになったりする。また、長く保存していると霜がついたり、冷凍焼けを起こして、変色している場合もある。こうなるともう、美味しくはない。

やはり、購入したら早めに食べるのがアイスの一番美味しい食べ方であるが、それでもストックしたいアナタは以下のことに気をつけよう。

●マイナス18度以下の冷凍保存が基本。冷凍庫に商品は詰めすぎない。
●庫内の冷気が逃げないように、扉の開閉はすばやく、開閉回数も少なく。
●臭いが強いものを一緒にしない。
●アイスの表面が乾燥しないように、アイスをラップやポリ袋に包んでから冷凍庫に入れるのがオススメ。
●残ったアイスを保存する場合は、アイスの表面を平らにして、密封して保管する。
●一度溶けたアイスは再凍結はしない。


正しい保管方法で、いつでも美味しいアイスを食べまひょうか(氷菓)!

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