スピリチュアル系作家で、ブレサリアンの名前を世に広めたアメリカ人のジャスムヒーンは、著書『リヴィング・オン・ライト』で、自身は宇宙エネルギー=プラーナによって生きていると述べている。ジャスムヒーンは宇宙の波動とチューニングすることでプラーナを細胞に取り込めるのだという。その理論が合っているのか妄想なのかはともかく、詐欺でないならプラーナに相当するなにかがなければブレサリアンは餓死している。

プラーナというものを科学的に説明することは困難だ。素粒子レベルなら光子を他の粒子に転換できるが、それを細胞というマクロレベルで扱う数学を私たちは持っていない。しかし一方、素粒子レベルで起きることが組み合わさってマクロの世界は出来上がっているのも事実。ミクロの世界とマクロの世界をブリッジする理論があれば、プラーナは検証することが今後できるのか?

不食は今の科学では手も足も出ない。だが人間にそんな能力があるのなら、人間の歴史は大きく変わるだろう。NASAがマネクを招聘したのも、そうしたメカニズムを宇宙旅行に応用しようと考えたからなのだ。

まだまだ科学がやることは多い。不食はそのひとつに過ぎないのだ。

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