被害者が怒りの告白! 美人人妻を狙う「芸能プロスカウト詐欺」急増中の画像
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「騙されたと気づいたときには、100万円以上つぎ込んでました。もう、本当に許せませんよ!」
そう告白するのは、41歳の主婦、A美さん。怒りの矛先は、なんと某芸能プロダクションだというから驚くばかり。いったい、何が起きているのか。ジャーナリストの鎌田和男氏が言う。
「最近、読者モデルや歌手としてデビューすることをエサに、40代主婦をその気にさせて、金を巻き上げる悪質な芸能プロが増えてるんです。被害例も多数、報告されています」

A美さんも、まさにその被害者の一人なのだろう。
「インターネットで〈女性誌の読者モデル募集〉という芸能事務所の広告を見つけて連絡したのが、不幸の始まりでしたね」(A美さん)

そこには〈子育てや家事の合間でもOK! 身長や体重、経験も不問!!〉と甘言が躍っていた。A美さんは、子どもが高校に入学し、子育ても一段落したタイミングでもあり、「そろそろ私も第2の青春、楽しんでもいいよね」と、浮かれつつ面接へ出向いたという。

「その面接の日に、さっそく事務所にモデルとして登録されることが決まったんです。でも問題は、その日のうちに現金で10万円を払ってしまったこと。登録料2万円、プロフィール撮影費3万円、プロフィール作成費5万円というのが、内訳でした」(A美さん)

加えて後日、一括で50万円を払ってしまった。
「いつの間にか、歌手デビューする流れにもなってて、音楽関係者の方たちに、本格的な録音スタジオでプロのスタッフを入れてのデモテープ作りを勧められ……。その費用が50万円でした。皆、感じがいいし、実際に撮影も録音もされてるし、そういうものなのかなって思っちゃって……」

その後は、ボイストレーニング代で30万円。2か月に一度の社内オーディション代で5万円。プロフィール写真の撮り直しで5万円……気づけば、出費は100万円をゆうに超えていた。
「3か月経っても、女性誌の話も歌手デビューの話もないので、さすがにおかしい。でも、他のレッスン生とは、私語や連絡先の交換とか、個別交流が禁止されてたので、相談できる人もいなくて。今思うと、それがヤリ口だったんですね」

結果、A美さんは子どもの大学進学資金にまで手をつけてしまった。
「彼ら悪質業者は、説明の中で言ってはいけない言葉、してはいけない約束、クレーム対応方法などのマニュアルを弁護士に作らせてます。訴えたり、返金を願い出ても、泣き寝入りするしかないのが現実。被害者は増える一方です」(鎌田氏)

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