ベテラン議員も苦笑の大野望

議員は辞めても"政治家"として現役感はバリバリ。ベテランゆえの気難しさもある。
「森さんは借りた恩は返す人ですが、借りた恩を無視する人には"倍返し"する。いわゆる義理人情、ヤクザの世界の価値観の人間です。みんな、それが分かっているから、我関せずでいるところがあるんじゃないでしょうか」(二木氏)

今回の新国立競技場の件では、安倍首相に煮え湯を飲まされた格好だが、何のことはない。森元首相は組織委員会会長の座もそのまま、「スポーツの力と価値を世界に発信」することに向け、盤石の態勢である。それどころか、
「結局、今回の一件で"詰め腹"を切らされるのは、おそらく下村博文文科相。今後も森さんは、調整役として影響力を持ち続けるでしょうね」(二木氏)

しかし、「スポーツの力と価値を世界に発信したい」と言った森元首相の"大野望"はこんなモノではない。なんと、氏に近いベテラン議員はこう語るのだ。
「森さんは、キングメーカーと呼ばれ、その際の真偽の確めようのない裏話で自分の力を誇示するのが大好き。今後もスポーツではなく"森喜朗の力と価値を世界に発信"するのを生きがいにしていくでしょう。長生きしますよ(笑)」

東京五輪開催を83歳で迎える森元首相だが、野望に限りはない!?

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