紀里谷和明、有村昆と直接対決!「こっちもバカじゃないから」の画像
紀里谷和明、有村昆と直接対決!「こっちもバカじゃないから」の画像

8月3日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、宇多田ヒカルの元夫で映画監督の紀里谷和明(47)が出演。映画コメンテーターの有村昆(39)と激しいバトルを繰り広げる場面があった。

紀里谷は「夢に向かって挑戦するあなたが思ったことを言いすぎて『ひとりぼっち』にならないための授業」と題し、言いたいことを言い過ぎて、日本映画界から嫌われてしまった自らの“しくじり”を告白。

当時PV監督としてノリノリだったため、映画を1本も撮ったことのない状態で、雑誌インタビューなどで日本映画界を批判しまくっていたことを反省。1作目の映画『CASSHERN』(2004)製作時にもスタッフにPV・ファッション業界の人間を大量に使い、助監督が使えない、とバンバン途中でクビに。「映画なんて尺が長いだけじゃん」と公言した結果「異業種の人間が自分のやり方を押し付けるとどんなに正しくても嫌われる」という状態に。『CASSHERN』は制作費6億円で15億円の興行収入をあげたが、評論家から酷評されまくってしまったという。

さらに紀里谷は、共演者の有村昆が当時寄せた「映画として2時間もたない」というコメントを紹介。

有村が「予告編で見るとすごいなと思うけど、2時間になったときに主役の人たちの演説大会が始まる。映画の常識からすると、言いたいことは言わないで、セリフとセリフの間に込めたりする。それを(紀里谷)先生の場合は全部言っちゃうんですよ。だから、教科書的な、押し付けがましい感じになっちゃう」と補足すると、紀里谷は次のような反論を繰り広げた。

「はい、この言葉をですね、ありきたりな批評家が散々言ったんですね。まさに今のが日本の批評家が言ったことを要約した言葉。それはいいとしましょう。15億の大ヒットをしているにも関わらず、業界的にはコケたものと言われているわけですね」 「ショックでした。(私は)みなさんは今までないものを見たいだろうと思っていたわけです。方程式とかクソくらえです!」

しかし、映画が公開された結果、ハリウッドから超大作のオファーが届いたという。

紀里谷「日本の訳のわかんない批評家にはわかってもらえません」
有村「ここは日本だから!」
オードリー若林「日本で酷評されて、ハリウッドに評価されて『ほらな』って思ってるんじゃないですか?」
紀里谷(有村を指をさして)「思ってますよ」「日本映画界とハリウッド、どっちがいいですか? 有村くんだけは違うんですよね? 今日は気持ちいいですね。(評論家に対して)一回ボロクソに言ってみたかったんです」
と、日頃の鬱憤をぶち撒けた。

さらに2作目の『GOEMON』(2009)に対し、有村が「CGは凄いと思いました。キャストパワーも凄い。ハリウッドで戦える作品。ただ、後半でやっぱり演説大会が始まってしまう」と感想を述べた。

しかし、紀里谷は「『こうあるべきだ』が嫌でしょうがない。こっちもバカじゃないからそれくらいのセオリーは知ってます。僕達がやっていることは新しい可能性の提示。それで実際ハリウッドに呼ばれたわけですから」と真っ向から反論。

最後には自らの言動を反省し、“いまだからわかること”として「映画は皆に支えられながら作っている。周囲の協力があるから、自分の仕事は成立する」と述べたが、結論として「『批判をすること』より、『作ること』のほうが100億倍難しい」と、有村を含む批評家全般への恨みを最後まで忘れていなかった。

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