間違えば熱中症の可能性も!? 夏に万能なハッカ油の使用法と注意点の画像
間違えば熱中症の可能性も!? 夏に万能なハッカ油の使用法と注意点の画像

数滴で爽快クールになれるとこの夏話題の「ハッカ油」。その万能過ぎるハッカ油の使い道を以下にあげてみよう。

1:涼感・制汗スプレーに
100均などに売ってるミニスプレーに水を入れ、ハッカ油を数滴。これで殺菌・消臭効果もあるハッカスプレーのできあがりだ。ワキや首筋など、汗やベタつきが気になる部分に吹きつけよう。足の裏に吹きつければムレ・臭いの予防にもなる。

2:入浴剤として
お風呂にハッカ油を3~4滴入れれば全身爽快。ミントの香りで癒し効果も。

3:シャンプーに
1回分のシャンプーに1~2滴が◎。頭皮がサッパリするのはもちろん、髪の毛もサラサラに。

4:生活臭もハッカ油でノックアウト
排水口、トイレ、台所のゴミ箱など臭いが気になる箇所に数滴を振りかけ消臭剤代わりに。また、エタノールとハッカ油数滴を混ぜれば、消臭スプレーにもなる。

5:夏のイヤ~な虫除けに
コバエや蚊、ゴキブリなど夏に増える虫はハッカの匂いが大の苦手! スプレーボトルに水(100ml)とハッカ油(20滴)を混ぜたものを入れ、網戸や観葉植物など虫が来そうな場所に吹きかけよう。タオルや衣類に吹きかけても虫除けになる。

6:肩こりや筋肉痛、頭痛にも効く
肩や首筋など、張っているところにハッカ油をうす~く塗って、マッサージ。偏頭痛のときにこめかりあたりに塗る、という人も。

7:寝苦しい熱帯夜に
ハッカスプレーを布団や枕にシュッシュッ。ハッカの香りには鎮静作用があるので、寝苦しい夜もこれで安眠できるはず。

ザッと並べただけでこんなに! もはや一家に一本、いや一人に一本。夏の必需品となっているハッカ油だが、実は使い方にはいくつかの注意点があるのをご存知か。

まず、「涼感」という点である。ハッカ油を塗って涼しく感じたとしても、実際は皮膚の表面の感覚が「麻痺」しているだけ。体内の熱は放出されていないため、知らず知らずのうちに熱中症に陥る恐れがある。これは、暑さを感じない高齢者が熱中症になりやすいのと同じ仕組み。やはり、暑い日には無理せずクーラーをつけ、水分をまめにとり、外出時には帽子や日傘を使うなどの熱中症対策が正解である。

次に、肌に原液をつけすぎないこと。ハッカ油は意外に強力なので、皮膚に塗るとスースーしすぎるどころか、敏感肌の人ならカブれたり、ヒリヒリしたりするので要注意だ。皮膚に直接つける場合は、目立たないところに、「ほんの少し」が賢明のようだ。また、水に混ぜて体に使うときも、よく撹拌しないと原液が表面に浮く状態になるため、原液を肌につけるのと同じことになる。スプレーボトルは使用前に毎回シェイクしておこう。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」。ハッカ油もほどほどが暑い夏をさわやかに過ごす秘訣のようだ。

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