
5月30日午後8時24分、小笠原諸島西方沖でマグニチュード(以下=M)8・1の地震が発生。震度5強の揺れが関東地方を襲ったのには肝を冷やしたばかりだが、そんな天変地異が、世界中で頻発している。
「あの東日本大震災をはじめ、14年には南米チリでM8・2の地震。ネパールをM7・9の巨大地震が襲っています」(全国紙記者)
地震だけではない。
「環太平洋火山帯での噴火も相次いでいます」(前同)
昨年12月、インドネシアのガマラマ火山噴火。1月にはロシアのカムチャッカ半島火山帯が一斉に噴火。メキシコのコリマ山噴火は、噴煙の高さが6000mに達し、500㎞離れたメキシコシティーに甚大な被害を与えている。
「地質学者たちは"太平洋沿岸部の火山帯が、一斉に噴火活動を始めた"と警戒しています」(科学誌ライター)
世界的規模での大噴火が始まれば、農作物の被害や、物流への影響は甚大。世界経済に大打撃を与えることは間違いない。
そのうえ、ここにきて、こんな恐ろしい話も……。
「研究者の間で"M9超の巨大地震から4年以内に大噴火が起きる"という説があるんです。実際、04年のスマトラ地震(M9・1)、10年のチリ中部地震(M8・8)でも、4年以内に周辺の火山が大噴火しました」(前同)
1950年以降、M9クラスの地震は世界で7回。
そのうち6つの巨大地震で、周辺火山が大噴火している。
「現在、その唯一の例外といえるのが東日本大震災なんです」(同)
昨年7月、日仏の合同研究チームが「富士山は噴火リスクが最も高い火山」との報告を発表している。
未曾有の危機が、すぐそこまで迫っている!?