史上最低の東大中退ライターうっかり馬之助 酔いどれ競輪奮戦記
阿佐田哲也氏とも親しかったオッサン作家先生のパワー!


板坂康弘さんという作家をご存知だろうか。月刊「近代麻雀」の初代編集長であり、雀聖・阿佐田哲也さんとも親交のあった人物である。麻雀や競輪に関する記事なども書いているので、ご存知の方も多いのではないだろうか。

板坂さんは70を越えてかなりのお年なのだが、いまもカクシャクとしていて、麻雀の原稿を毎月、書いていらっしゃる。実は、その原稿はアタシが編集を担当しているのだが、先日いただいた原稿に「吉凶は人によりて日によらず」という文章があった。

これを見たとたん、アタシは目からうろこが落ちた。そう、確かに、そうなのである。板坂先生の書くとおり、麻雀でも競馬でも競輪でも競艇でも、ギャンブル、いやビジネスでも恋愛でもなんでも、ツクかツカナイかは、その日の運不運ではなく、本人にやる気があるのか、本人にパワーが満ち溢れているのかどうかによるのである。

これまでのギャンブルライフを振り返ってみても、スポーツ新聞に出ている占いの欄に「今日は大吉の日、大当たりもあり」みたいなことが書いてあっても、これまで当たった試しがない。それに気付いたアタシは、もう占いのコーナーは気にしないと心に決めたのだが、一方で近頃、ギャンブルが当たらなくなったのは、「オレに運もパワーも尽き果てたせいか」と思い、ちょっとブルーな気分に。そして、「もう年なのかな?」とも…。

だが、板坂先生はいまでも麻雀は強い! 負けちゃいられないぞ、70超えたオッサン先生に。
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