知ってた? お盆の飾りに込められた意外に深い意味の画像
知ってた? お盆の飾りに込められた意外に深い意味の画像

1年に1度、ご先祖様を霊を祀るお盆の行事。日本では新暦による月遅れお盆が多いので、そろそろ準備をしている人も多いだろう。
お盆といえば思い浮かぶのは迎え火・送り火に盆踊り、そしてナスときゅうりに割り箸やマッチ棒で手足をつけた精霊馬(しょうりょううま)だろう。
北海道から中部日本まで、日本各地で飾られているこの精霊馬、実はご先祖様への思いが込められた、大事なお盆グッズなのだ。
精霊馬はご先祖様の乗り物なのだが、キュウリは馬で来る時に、ナスは牛で帰る時に乗るものとされている。これは馬で早く家に着くように、牛でゆっくり歩きながら帰るようにとの思いが込められているのだ。また、牛には供え物を積んであの世に戻る、という意味もあるのだ。

また川に和紙で作った灯籠を流す灯篭流しや、提灯を船に乗せて流す精霊流しを行う地方も多い。その中でも岩手県盛岡の「舟っこ流し」は、なんと舟の大きさが2~3メートル。札や遺影を貼り、提灯や飾り花で飾り立てた舟に火を着けて北上川に流すというダイナミックなもので、毎年、多くの観光客が集まる行事となっている。

(画像:Katorisi・wikipediaより)

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