家電量販店編

■11番(じゅういちばん)
ある量販店で、換金目的の客を指す。意外と普通の見た目の人が「11番」と呼ばれていたりする。また、別の量販店では偽造カード注意の警告を表す。

■15番(じゅうごばん)
利益率の高い商品のこと。商品を店員に紹介してもらう際、他の店員から「そのお客さんに15番お願いします」と言われたときは、ムダに高い商品を売りつけられるかもしれない。

■80番(はちじゅうばん)
有事の際の店内の緊急配備態勢を要請する。これは隠語にすることなく、速やかにお客さんにも公開してほしいのだが。

■88番(はちじゅうはちばん)
従業員に、笑え、という指示。この指示を受けてのムリヤリの笑顔で接客されても、うれしくもなんともないだろう。

■889番(はっぴゃくはちじゅうきゅうばん)
"ハヤク"帰ろうという意味。店員同士の会話で、この番号が行き交っていたら、商品説明を求めても適当にあしらわれるかもしれない。

交通機関編

■車内点検(しゃないてんけん)
電車や駅でよく聞くフレーズの一つ。車内で発生したトラブルの対応を意味するが、実際には、そのほとんどが痴漢だという。

■急病人(きゅうびょうにん)
これも、駅構内でよく聞くフレーズ。実際に急病人が発生した場合もあるが、多くの場合は酔客の嘔吐処理だそうだ。このアナウンスを聞いて「気の毒に」と思った多くの人はいたたまれない。

■線路内に立ち入ったお客様(せんろないにたちいったおきゃくさま)
鉄道での自殺未遂。自殺しようと飛び込んだものの、タイミングがずれたり、早まったりするパターンか。また、酔客が千鳥足のままに落ちてしまうことも。

■お化け(おばけ)
タクシーでの長距離客。休憩中のタクシー運転手が「今日は、お化けが2人も乗ったよ」と言っても、怖がる必要はない。ちなみに、バス業界における「幽霊」とは、満席にもかかわらず、乗ろうとする客のこと。座れる席=足場、転じて足がないことから。

■忘れ物(わすれもの)
タクシー業界での忘れ物とは、指名手配犯や犯罪者を意味することがある。会社によっては「大きい忘れ物」などと少し変えるという。もし、無線で運転手が「大きな忘れ物、保管しています」と言っていたら、あなたがそう思われているかもしれない。

■N(えぬ)
警察が道路に設置している「自動車ナンバー自動読取装置」(Nシステム)のこと。道路の、どの地点を何時何分に通過したか、警察側に記録が残るため、我々一般人以上に「運び屋」は気をつける。

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