5月には、『東京スポーツ青春物語――大事なことはプロレスから学んだ』(飛鳥新社)を上梓した柴田氏。同著の中でもふれているが、プロレス界で武藤にかける思いは大きい。

柴田 橋本(真也)さん、三沢(光晴)さんが亡くなられて、蝶野(正洋)さん、川田(利明)さんはセミリタイア。小橋(建太)さん、田上(明)さんは引退して。武藤さんだけなんですよ。高い山であり続けてるのは。

武藤 ここへきて天龍(源一郎)さんも引退でね。いままで、そういった先輩方の背中を見てやってきたわけで。これからは暗闇を一人でどこへ行こうかって思う。でも、プロレスはある意味、歌みたいなもんだと思って、年齢を気にせず頑張りますよ。

柴田 懐メロでもいいんですよね。

武藤 橋本が、「プロレスは、人生の春夏秋冬を見せていくものだ」って。まあ、それを思えばね。まだまだ頑張りますよ。

柴田 橋本真也、そんなカッコいいこと言ったんだ。

武藤 アイツは、夏と冬しか見せずにいなくなった気がするんだけどね。


※全文の一部分を抜粋。全編は本誌「逆説のプロレス vol.2」にてお楽しみください。

取材◎若瀬佐俊

徹底追跡、大特集。新日本プロレスのG1クライマックスの25年間の全事件に迫った「シリーズ 逆説のプロレス vol.2」絶賛発売中!

「新シリーズ 逆説のプロレス vol.2」(双葉社スーパームック)より引用

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