安倍政権VS中国韓国「1000日バチバチ外交」壮絶舞台裏の画像
安倍政権VS中国韓国「1000日バチバチ外交」壮絶舞台裏の画像

世界中で“反日プロパガンダ”を喧伝しまくる韓国に、“力による現状変更”を強行する中国。日本、かく戦えり――!!

「戦後最悪に冷え込んだ」
と言われる中韓両国と日本の関係。思えば、日中韓3か国の首脳は、いずれも"戦後生まれ"である。

「三者とも同時期に国のトップに就任しています。一番早かったのは安倍晋三首相で、2012年12月に首相に返り咲きました。13年2月に韓国で朴槿恵(パククネ)大統領が誕生し、翌3月には中国で習近平(しゅうきんぺい)国家主席が誕生しましたが、彼の場合、実質的にトップに立ったのは12年11月の党総書記就任のタイミングでした」(全国紙外信部記者)

以来、三者は"三つ巴"の関係……とはならず、中韓が強固な反日タッグを組み、日本が孤立する格好となっていった。それから1000日に――。

「同じ"反日"でも、中国のそれと韓国のそれには明確な違いがあります。中国の反日政策は言ってみれば"なんちゃって反日"で、日本から何がしかの譲歩を引き出すためのブラフの部分が大きい。ところが、韓国の場合は"ガチンコの反日"。たとえ、それが国益を損なおうとも、"反日以外なし"を貫きますからね」(外務省関係者)

これまで、こうした中韓両国と渡り合ってきた安倍政権。1国ならまだしも、2国を同時に相手にするとあって、さぞや心身をすり減らしてきただろうと思いきや、そうではないという。
「安倍政権が相手にしているのは中国のみです。およそ国家間の交渉は"清濁併せ呑む"ことが不可欠。"なんちゃって反日"で国益最優先の中国にはこれが通用しますが、"反日原理主義"の韓国には通用しません。日中首脳会談は実現していますが、日韓首脳会談ができないのは、そのせいですよ。乱暴な言い方ですが、安倍政権は韓国を無視しているわけです」(前同)

焦る朴槿恵大統領は8月3日、民主党の岡田克也代表を韓国に招いて会談。早期の日韓首脳会談の実現や慰安婦問題の解決、今夏に安倍首相が発表する戦後70年談話を牽制してみせた。
「これで、ますます安倍政権の韓国冷遇が加速しますよ。首相に近い官邸関係者は"安保国会で打つ手がなくなった民主党と韓国の話題作り。あんな会談はなんら意味をなさない"と、そっけなかったですからね」(全国紙官邸詰め記者)

安倍首相は政権発足直後から、朴槿恵韓国とスッタモンダを繰り返してきた。
「安倍官邸は慰安婦問題を世界中に喧伝し、あまつさえ慰安婦像まで作ってみせた朴大統領に怒り心頭です。さらに、アベノミクスで円安が実現すると、割を喰ってウォン高になったと筋違いの批判を浴びた。世界遺産に認定された"明治日本の産業革命遺産"をめぐっては、朝鮮半島出身者の強制連行をタテに、韓国は日本の足を引っ張り続けました。加えて、あろうことか日韓関係者の事前交渉を裏切る形で声明を準備していたことが判明。安倍政権の"韓国不信"は、もはや行き着くところまできた感があります」(全国紙ソウル特派記者)

自民党内で親韓派と目される議員でさえ、陰では
「あの国のやり方は、いかにも稚拙。もはや、どうすることもできない」
とサジを投げているというから、よっぽどなのだろう。

「安保国会をめぐり政権の支持率が急落していますが、それでも安倍首相に"韓国に譲歩する"意思はまったくありません。なぜなら安倍政権以上に深刻なのは朴政権のほうですからね。安倍政権の支持率が40%を割り、危険水域といわれていますが、今年6月の調査で判明した朴政権の支持率は、29%でしたから」(前同)

国益を度外視して"反日原理主義"を突き進む朴政権に、韓国国民もそっぽを向き始めているという。
「冷え込んだ日韓貿易を回復したいと、韓国財界が動き始めています。政権に圧力をかけ、昨年末には朴大統領と経団連の榊原定征(さかきばらさだゆき)会長の会談を実現させています。一部の新聞も、"対日関係改善"の論陣を張るようになりました」(同)
ことほどさように、安倍政権にとって韓国は痛くも痒くもない存在。ただ、これが"赤い帝国"中国となると話は別のようだ。

事実、安倍、習両政権発足後、日中両国の1000日は、"血で血を洗う"の表現が誇張でないほど、キナ臭いものだった。この間、どういった事件が発生したかは下記表をご覧いただくとして、特に緊迫した事件の裏側を振り返ってみたい。

「日中関係が緊張し始めたのは、12年9月に民主党の野田佳彦政権が、尖閣諸島の国有化を宣言してから。これに、当時の胡錦濤政権は"尖閣は核心的領土"として対抗し、中国国内では日本企業に対する打ち壊しや、反日デモの嵐が吹き荒れたんです」(同)

表
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