プロ超えのベースランニング

そして、打者の評価ナンバーワンは、関東一のオコエ瑠偉。ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、50メートル5秒96の俊足で二塁への到達時間が7秒53。プロでも8秒を切れば俊足と言われる中、この数字は驚異的だ。
「オコエ君の身体能力は群を抜いています。ベースランニングがものすごくて、あっという間に二塁、三塁に到達してしまう。私はセンターとライトの間にポトリと落ちた球を三塁打にする場面を見て唖然としました。無理に走っているのではなく、すごくナチュラルなんですね」(手束氏)

実際に、彼のベースランニングを見たスカウト陣から「巨人の長野より速い」「西武の秋山、ソフトバンクの柳田クラス」という声まで飛び交っていた。
守備も一級品で、遠投120メートルの強肩と広い守備範囲で、何度も味方のピンチを救っている。
「文句なく高校生野手ナンバーワン」と各チームのスカウト陣が絶賛するオコエの行く末が、今ドラフトの目玉となることは間違いないだろう。

いずれも目を引く金の卵球児たちが、プロとして輝く日が待ち遠しい。

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