天福舟太郎の酒と涙とボートの日々



選手たちが織り成すドラマにすっかり魅せられてしまった小生ですが、今回はボート界の「非凡」な2人をテーマに取り上げたい。
1人目の非凡…今でこそ、フロンティアターンは一部の女子レーサーを除き、ほぼ全選手が習得している。私がボートレースと出逢った時分は、「地蔵ターン」と呼ばれる基本的なターンでした。

そんな中、唯一モンキーターンをする選手がいた! そうです、後に元祖モンキーターンと呼ばれた飯田加一(2012年3月26日引退)です。
大卒のボートレーサー第1号であり、元々パイロット志望。大学で専攻していた物理学からモンキーターンを考案したかと思えばチョイト違い、ウインドサーフィンを参考にしたとか…。
とにかくユニークなセンスの持ち主で、インディーズレーベルではボーカルとして活動し、モンキーターンを駆使して、
「全国ボート場のコースレコードとインディーズレーベルからレコードを出すのが趣味です!」
と、コメントしたことを思い出します。

全盛期の野中和夫と戸田の記念レースでデッドヒートを繰り広げ、ピットに引き揚げる時に野中に手を挙げ、合図した光景が目に浮かびます…。

2人目の非凡…皆さんご存知の今村豊です。
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