衰え知らずに学べ!? たけし・さんま・タモリ お笑いBIG3の「ビックリ健康法」

芸能界の第一線で常に活躍を続ける笑いの偉人たち。衰え知らずのその頑強な体を作り出す秘訣に驚くことは必至!?

「"それ"は多分ないと思います。生きていけないんじゃないかな」
7月28日、東京都内で行われたイベントに出席した女優の大竹しのぶが言及した"それ"とは、元夫である明石家さんま(60)の「還暦引退」のこと。

仕事をしていないと生きていけない――元妻の言葉を裏づけるように、7月1日に還暦を迎えた"お笑い怪獣"は引退などどこ吹く風で、当日には4時間半の特別番組『さんまでっか!? TV』(フジテレビ系)に出演・7月25日には同局の『27時間テレビ』内のコーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」で、深夜の時間帯を生トークで盛り上げた。

6月には、ABCテレビ『なるみ・岡村の過ぎるTV』にゲスト出演し、10年後の70歳時に、かつて一世を風靡した伝説の人気番組『オレたちひょうきん族』(フジ系)をビートたけし(68)と復活させるという構想をブチ上げていたばかり。むしろ、ヤル気に満ち満ちているのだ。

さんまに名指しされた"殿"も元気いっぱい。7月29日、自身が出演している健康関連企業『アンファー』の新CM発表会の会見では、
「"あいつがいるからレギュラーがないんだ"って言われる立場だけど、ずっと居座ってやろうかな。(中略)昔の落語家さんみたいに、死ぬまでやりたいね」
と"生涯現役宣言"。「上原謙の記録を破りたい」とも話し、67歳で再婚、71歳で父親になった、昭和の日本映画界を代表する二枚目スターの名を引き合いに、下半身の"現役"にも意欲を見せた。

もちろん、「お笑いBIG3」の最後の一人、タモリ(69)も負けてはいない。
10月に番組放送30周年を迎える『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の9月23日の特番で、正午から10時間ぶっ通しで司会を務めることになったのだ。

BIG3、合わせて197歳――今なお、多くのレギュラー番組を抱え、高視聴率を叩きだす"中高年の星"の元気の源は、いったい何か。その疑問に答えるべく、3人の健康法を探っていこう!

まずは、ビートたけしからだ。たけしのモノマネでもお馴染みのタレント・松村邦洋氏は、自身が若手だった頃の思い出を語ってくれた。
「当時、『ビートたけしのTVタックル』(テレ朝系)のたけしさんの楽屋をのぞいたら、"健康にいいんだ"といって、大豆のサプリを飲んでいました」

"畑の肉"ともいわれる健康食品、大豆。20年近くも前からそれを、しかも、今流行のサプリメントで口にしていたというわけだ。だが、それだけではない。松村氏が続ける。
「たしか牛乳だったと思います。丼にサプリを入れ、そこに牛乳を注いで豪快に飲んでいました。その他にも、たけしさんは、炭水化物制限ダイエットで、僕と同じくらいの体型だったのに、だいぶ痩せたと聞いています」

たけしは、『週刊ポスト』に連載するコラム「ビートたけしの21世紀毒談」でも、こう告白している。
〈朝起きたらまず、野菜ジュースをタップリ飲んで、その後は晩飯まで何にも食わない。夜は誰かとメシを食う約束をしてることが多いんで、その時はある程度食べるんだけど、できるだけ米や麺は食わないようにしてる》(『週刊ポスト』2013年7月12日号)

"畑の肉"だけでなく、本当の肉も大好き。
「だから、すき焼きの食べ方も独特とか。豆腐や白菜といった具材には一切目もくれず、ひたすら肉だけ食べるそうです」(芸能記者)

肉は食べても、炭水化物は食わず、それも〈自分のリズムに合うからってことで1日1食にしてる〉(前出の『週刊ポスト』)たけし。1回で食べる量そのものを制限し、減量に成功しているそうだ。

有名人の中にも、この「1日1食健康法」を実践している人は多いらしいが、
「1日に何食とるのがベストなのかは、まだハッキリした答えが出ていません」
と解説するのは、8月27日に『効く健康法効かない健康法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が発売になる新潟大学名誉教授の岡田正彦氏(医学博士)だ。

「ただ、1日の血糖値を理想的な値に保つには、やはり1日3食がベストです。1日1回で1日に必要なカロリーを摂取すると、1回あたりのカロリー量が相当高くなり、血管を痛めやすくなります。これまでやっていない方には、お薦めできません」(岡田名誉教授)

たけし流の食生活に切り替えてみようと思った方はご注意を。

太陽に向かって走るさんま!

お次は、さんま。
「プライベートでも、あのハイテンションはテレビのまんま。店でも、まるでテレビカメラが回っているかのように、朝まで弾け飛んでいました」(高級カラオケボックスの従業員)

"寝なくてもOK"という伝説も飛び交うほどに元気な、さんまのビックリ健康法は、"走る"がキーワードのようだ。
「風邪を引いたらミカンを食べて、太陽に向かって走るんだそうです。もちろん、太陽に向かって走るというのはギャグなんでしょうが、さんまさんがミカンを食べて風邪の予防にしているという話は聞いたことがあります」(テレビ制作会社関係者)

確かに、ビタミンCを豊富に含んだミカンは風邪の予防に役立ちそう。ところが、前出の岡田名誉教授によると、それは正しくはないと言う。
「一般的に、ビタミンCは風邪の予防になると考えられがちですが、今では、その効果は否定されているんです。ですが、ミカンやリンゴは抗酸化物質を多く含み、がんの予防につながるのは事実です」

なるほど、風邪予防に効果はないとはいえ、がんを防ぐというのだから、100%間違った健康法というわけではなさそうだ。
さらに、四六時中じっとしてられないさんまならではの健康診断方法があった。
その方法とは、「自分の体の状態を知りたかったら、人間ドックを受診するより、いきなり練習なしで20キロくらい走ると自分の体の弱いところがわかる」というもの。

"いきなり激走"はトンデモ健康法かと思いきや、これまた、理にかなった面があるという。
というのも、走って筋肉痛が全身に及んだ結果、血流が筋肉に集中すると、疾患にかかっている部分の修復が疎かになり、悪い部位が自然と顔を出すからだ。
「ただし、これは体の丈夫な人に限ります。いきなり無理に走ると、逆に治りかけている部位を悪化させかねません。そんなことをしなくても、人間の体は、風邪には鼻水、貧血にはめまいと、必ずサインを出してくれます。そのサインをうまくとらえることが大事なんです」(岡田名誉教授)

つまり、これはあくまで、"寝なくてもOK"と言われるほど健康なさんまだからできる健康法というわけ。"走る"のは、適度にしたほうが無難かもしれない。

31年半で欠席はわずか12日間

たけしやさんまの健康法はハードルが高そうだが、タモリのなら真似できるはずだ。それが、"タモリ式入浴法"。やり方は簡単。石鹸やシャンプー類は一切使わず、毎日10分間、お湯につかるだけだ。
「始めて2~3日は、なんだか体が臭くて。さすがに髪の毛だけは耐えきれず、シャンプーを使ってしまいましたが、体のほうは3~4日すると、石鹸を使わないことに体が馴染んでくるんです」

お笑い評論家の尾谷幸憲氏は、実際に"タモリ式入浴法"を3年間、試したという。
「驚きですよ。43歳なのに、肌がしっとり潤いを含んで若返ったみたい。冬でも肌がカサカサしなくなりましたよ」(尾谷氏)

実は、この入浴法、医学的にもその正しさが証明されている。岡田名誉教授が解説する。
「皮膚表面の角膜には細菌の感染を防ぐ役割があり、皮脂がさらに体をガードしてくれています。石鹸を使うと、皮脂のみならず、皮膚にいる善玉菌をも洗い流してしまうんです」

つまり、体をゴシゴシやると、細菌に感染しやすくなるという。
「湯船につかっていると、余分な皮脂や垢などの汚れは自然と流れ落ちてくれますから、石鹸類を使う必要はないんです」(岡田名誉教授)

昨年3月の放送終了まで31年半、その間、タモリが『笑っていいとも!』(フジ系)を欠席したのはわずか12日間だけ。休んだ理由も、船舶試験や白内障の手術などで、病欠はゼロ。健康な体は、この入浴法のおかげかもしれない。

「とにかく、3人とも、ストレスのたまらない仕事をしていますよ。たけしさんは自分が知りたいから『たけしの健康エンターテインメント! みんなの家庭の医学』(朝日放送)をやってるようなものだし、タモリさんの『ブラタモリ』(NHK)は趣味と実益を兼ねた番組。『さんまのまんま』(関西テレビ)も、さんまさんがしゃべりたくて、いろんなゲストを呼んできているようなところがあるし……」(前出の尾谷氏)

仕事でストレスを抱えないことが、一番の健康法なのかもしれない!?

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