太陽に向かって走るさんま!

お次は、さんま。
「プライベートでも、あのハイテンションはテレビのまんま。店でも、まるでテレビカメラが回っているかのように、朝まで弾け飛んでいました」(高級カラオケボックスの従業員)

"寝なくてもOK"という伝説も飛び交うほどに元気な、さんまのビックリ健康法は、"走る"がキーワードのようだ。
「風邪を引いたらミカンを食べて、太陽に向かって走るんだそうです。もちろん、太陽に向かって走るというのはギャグなんでしょうが、さんまさんがミカンを食べて風邪の予防にしているという話は聞いたことがあります」(テレビ制作会社関係者)

確かに、ビタミンCを豊富に含んだミカンは風邪の予防に役立ちそう。ところが、前出の岡田名誉教授によると、それは正しくはないと言う。
「一般的に、ビタミンCは風邪の予防になると考えられがちですが、今では、その効果は否定されているんです。ですが、ミカンやリンゴは抗酸化物質を多く含み、がんの予防につながるのは事実です」

なるほど、風邪予防に効果はないとはいえ、がんを防ぐというのだから、100%間違った健康法というわけではなさそうだ。
さらに、四六時中じっとしてられないさんまならではの健康診断方法があった。
その方法とは、「自分の体の状態を知りたかったら、人間ドックを受診するより、いきなり練習なしで20キロくらい走ると自分の体の弱いところがわかる」というもの。

"いきなり激走"はトンデモ健康法かと思いきや、これまた、理にかなった面があるという。
というのも、走って筋肉痛が全身に及んだ結果、血流が筋肉に集中すると、疾患にかかっている部分の修復が疎かになり、悪い部位が自然と顔を出すからだ。
「ただし、これは体の丈夫な人に限ります。いきなり無理に走ると、逆に治りかけている部位を悪化させかねません。そんなことをしなくても、人間の体は、風邪には鼻水、貧血にはめまいと、必ずサインを出してくれます。そのサインをうまくとらえることが大事なんです」(岡田名誉教授)

つまり、これはあくまで、"寝なくてもOK"と言われるほど健康なさんまだからできる健康法というわけ。"走る"のは、適度にしたほうが無難かもしれない。

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