スマイリーキクチ「中傷被害と戦い続ける男」を擁護する声高まるの画像
スマイリーキクチ「中傷被害と戦い続ける男」を擁護する声高まるの画像

根も葉もないデマ情報を理由に、10年以上も"殺人犯"と誹謗中傷を受けることとなったお笑い芸人・スマイリーキクチ(43)。彼が中傷対策をまとめた動画をYouTube上で無料公開したことに対し、世間からは「応援する」「10年ってツラすぎるよ、かわいそう」など、スマイリーを擁護する声が上がった。

1999年ごろから、身に覚えのない事件の"殺人犯"などとネット上にデマを流されたことから、以降10年間にわたって、自身のブログなどに「人殺し」「早く自首しろ」などと書き込まれ、誹謗中傷を受け続けることになったスマイリーキクチ。

2009年に中傷していたネットユーザー19人が名誉毀損容疑などで検挙。事件は幕を引いたが、スマイリーはのちの2011年に、『突然、僕は殺人犯にされた ~ネット中傷被害を受けた10年間』(竹書房)を刊行し、以降現在まで中傷被害者としての情報を発信し続けている。

そして今回、書籍に続き動画を制作したスマイリー。公開される動画は「リベンジポルノの対処法」「ストーカー被害の対処法」「警察に行く際の手順と注意点」など、テーマ別に作成された10本となる。自身の経験のほか、弁護士や警察関係者への取材を基にした実践的な知識も盛り込まれている。

そんなスマイリーキクチと、公開された動画に対し、ネット上のコメントでは「絶対に役立つでしょこれ!」「ずっと戦い続けて偉い!」など、あらためてスマイリーを擁護する声が目立ち始めている。
また、「平気な顔して誹謗中傷してる人は裁かれるべき」「いまでもそういうやついるし、これからも増えるんだろうな」といった声も見られた。

ネットではあらゆる事件、問題を皮切りに中傷や、個人情報の拡散などの「ネット私刑」が連日のように行われている。数年前と比べ、スマイリーキクチに対して擁護の声が目立ち始めた背景は、そうしたインターネットのカタチに疑問を抱く人たちが増えたことと同義だろう。

自身の経験を元にしたスマイリーキクチの活動により、今後少しでも世の中が変わっていくことを願いたい。

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