定番家庭料理「肉じゃが」のルーツは◯◯だった!?の画像
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肉じゃがといえば、日本のおふくろの味。男が「彼女に作ってほしい」と思う料理のひとつでもあります。

実は肉じゃがは比較的新しい料理で、できたのは明治時代。日露戦争の日本海海戦でバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎が作らせた海軍料理がルーツだといわれています。
東郷は若い頃イギリスに留学していました。そのときに食べたビーフシチューがよほど気に入ったのでしょう。帰国して海軍の指揮を執るようになると、料理人にビーフシチューを作るよう命じました。
しかし、当時の料理人にとってビーフシチューは未知の料理。材料のワインやドミグラスソースも簡単には手に入りません。そこで、苦しまぎれに醤油と砂糖で牛肉とジャガイモを煮込んでみたら、意外と旨かった。こうして肉じゃがが誕生し、全国に広がっていったんだそうです。

東郷が初めて司令長官として赴任したのは京都の舞鶴鎮守府でした。このため平成7年、舞鶴市が「肉じゃが発祥の地」を宣言していますが、これに異を唱えたのが広島県呉市です。舞鶴より前に呉で参謀長をしていたことを理由に、「呉こそ発祥の地」と主張。両市の肉じゃが論争は、まだ決着がついていません。

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