クレカ払いを選択しポイント三重取り!

まず、注目したいのが「共通ポイント」だ。これは、企業や業種の垣根を越えて溜めることのできるポイント。1つの店では貯まりにくいとしても、それが2つ、3つ、4つと増えていけば、貯まりやすくなるのは自明の理。我々、一般消費者にはメリットしかない。

特に、着目したいのが「Ponta」「Tポイント」に加えて、新興の「Rポイント」を含めた3つ。上の表のように、それぞれ"お抱え"の店が違うので、どの店で、どのポイントが貯まるのか、確認しておきたい(下の表組を参照)。


そして、いざ買う際に大切なことがある。それは、現金ではなく、クレジットカード(以下=クレカ)で支払うこと。というのも、最近は、JCBやVISAなどブランドによって違うが、利用額に応じてポイントが付与されるからだ。

そのため、クレカで購入すると、通常ポイントとクレカのポイントの両方が溜まるので、ポイントの"二重取り"ができるわけ。
しかも、年間利用額が多ければ多いほど、ポイントが貯まりやすくなり、JCBの場合、50万円以上利用ならポイントが10~20%アップ、100万円以上なら20~50%アップ、300万円以上であれば25~60%もポイントが余計に追加されるのである。

さらに注目したいのが、クレカの種類。多くの企業がクレカを発行しており、それによって貯まるポイントや特典が異なる。
もし、海外旅行が目的であれば、ANAやJALが発行するカードがオススメで、利用すればするだけマイルが貯まり、ポイントの"三重取り"や"四重取り"すら実現するのだ。

ANAの場合、東京-ホノルル便に必要なマイルは3万5000マイル(ローシーズン)。通常、ANAカードでは1000円決済すると10マイル貯まるので、ざっくり言うとANAカードで350万円分(1か月30万円分弱)の買い物でタダでハワイに行ける計算となり、(燃油サーチャージが別途必要)東京-ソウル間は1万2000マイル(120万円分=1か月10万円利用相当)となる。

前述したクレカブランドのポイントもマイルに移行可能なので(JCBポイント= Oki Doki ポイントは、「1ポイント=ANAの3マイル」で交換可能)、1か月に7~9万円利用すればソウルに行ける計算になる。

航空券だけでなく、海外に行けばホテルやレンタカーなどの費用もかかってしまうが、これも、ポイントで相殺可能。共通ポイントには、レンタカー会社(ニッポンレンタカー、オリックスレンタカーなど)や旅行代理店(楽天トラベル、H.I.Sなど)と提携しているものもあるからだ。

他に押さえたいのが、ホテル予約の「hotel's.com」。最大のメリットは、10泊すれば1泊無料になること。国内のホテルに関しては割高料金になりがちなのでオススメできないが、海外のホテルでは国内の代理店よりも低い値段を提示してくれるので、重宝するだろう。
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