スロットで認知機能が上昇!?

最後は、【趣味・娯楽】に関して。パチンコやスロットが好きな方も多いだろうが、そんな人にとっては聞き逃せない話題がある。

13年、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授は、中高年を対象にスロットを遊技中の脳内活動を測定するテストを実施。認知機能が上昇したとして、スロットや同じような操作を行うパチンコにも認知症予防効果があると発表したのだ。
「パチンコを全廃した韓国ですが、中国以上に認知症患者が急増すると見られることから、一部では、パチンコ再開の声も出ているとか」(通信社記者)

もちろん、お金がかかり、ギャンブル依存症になる可能性もあるだけに、積極的にお薦めできるとは言えないが……。

一方、高齢になり仕事を引退すると、一気に他人や地域とのコミュニケーションを取らなくなる男性が日本では多いが、これも認知症の症状を進めるといわれている。
その点、特に陽気なラテン系の国民は、その性格上、他者とのコミュニケーションは濃密で有利か!?
「そのようなデータは知りませんが、骨折や脳卒中が原因で寝たきりになると、一気に認知症が進むケースが多いのは事実ですから、それから逆に推測すると、コミュニケーションはやはり重要でしょう」(前出の岡田氏)

早期段階での発見であれば、治療により一時的に進行を抑えたり遅らせたりできる認知症。世界共通の課題に、世界中の英知が集まって、さまざまな予防策の研究が続けられている――。

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