彼の人生ですから、彼が最良の選択をすることがベストだとは思いますが、18~19歳の「青少年期」は悪い大人がもっとも接近する時期。社会の「悪」の部分を「善」と本人が勘違いしてからでは、せっかくの大器も未完で終わり兼ねない。

もっとも、所属球団が甘やかすケースがあるから厄介ですがね。ハタチ前後で1億円もらって高級車を乗り回し、贅沢な食事に舌鼓を打ってからでは遅すぎます。「盛者必衰」。落ち目がきた時では、取り返しのつかない事態になっていることもありますから。

さて、とりあえず、今回で本連載は一区切り。また次回、お会いできる日を心から楽しみにしております。

パ・リーグはソフトバンクのブッチギリでしたが、セ・リーグは最後の最期までもつれました。開幕時、僕が予想した展開になり、少しは読者の皆さんに貢献できたかな、と自画自賛です(笑)。

やっぱり「野球が一番!」。


パンチ佐藤(ぱんち・さとう)プロフィール

1964年12月3日生まれ
亜細亜大学から熊谷組を経て、オリックスにドラフト1位で入団。プロ野球時代、トレードマークのパンチパーマと独特な発言で人気者に。引退後はタレントとしても活躍し、2015年シーズンからBCリーグ『武蔵ヒートベアーズ』の宣伝本部長に就任した。

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