運動するのはムダだった!? 「簡単メタボ解消法」の画像
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コツさえつかめば、楽して痩せるのも無理じゃない!最新データに裏打ちされた「お手軽痩身術」の決定版。

食欲の秋。この秋の大型連休でゴロゴロしていたせいで、すっかり太ってしまったという向きも多いのではないだろうか。

そこで気になるのが内臓脂肪型肥満、いわゆる"メタボ"だ。まずは、岡部クリニック(東京都中央区)の岡部正院長にメタボの基礎的知識を聞いてみよう。
岡部院長は今年になってからも、『ズボラでも中性脂肪とコレステロールがみるみる下がる47の方法』(アスコム)という本を出版するなど、メタボ関連の第一人者として知られている。
「メタボになっても、しばらくはなんともないかもしれませんが、やがては糖尿病や高血圧を引き起こしたり、さらには心筋梗塞で突然死することもありえます。確かに、メタボでも死ぬまで元気な人もいます。しかし、それはロシアンルーレットをやって、たまたま運よく助かったようなものですよ」(岡部院長)

なんとも恐ろしい話だが、では、そのメタボの目安はいかほどだろうか。健康診断では、一律で「男性はウエスト85センチ以上」と言われるが……。
「"身長の半分"を目安にしてください。身長160センチの人なら、体重80キロです」(岡部院長)

「それならば、まだまだ余裕があるな」とホッとした人も多いだろう。しかし、そもそも太りすぎが体によくないのは自明の理。どうせなら、なるべく楽して痩せたいというのが人情ではないか。そこで今回は、最新のデータに裏打ちされた、ダイエット法を紹介しよう

岡部院長が真っ先に挙げるメタボ解消法が、
「朝食は必ず食べるべし!」
メタボ解消のために、少しでも食べる量を減らそうと、朝食抜きを実践する方は多いと思うが、空腹に耐えかねて早々にリタイアするケースが多いようだ。「1日2食主義」も同様。
「朝食を抜けば、その分、昼食をたくさん食べることになります。しかも空腹時のドカ食いは、さらなる肥満を呼ぶだけでなく、血糖値を急上昇させ、血管を傷つけ、突然死の原因にもなるのです」(岡部院長)

朝食は1日の脳の活性化にも重要なので、むしろ、しっかり食べ、昼食と夕食を"ほどほど"にするほうが無理なく食べる量を減らせるというのだ。

「外食は残すクセをつけるべし!」
さらに岡部院長は、外食時の食べる量を意識的に減らすことを推奨する。
「何かを食べた瞬間、おいしいと感じる要素は、塩分と油です。だから、お店で出す料理は、総じて塩分と油が過多な味付けになっていますが、これは健康にも良くないうえに、カロリーオーバー」(同)

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