ピースにどぶろっく……芸人のコンビ名に込められた意外な意味の画像
ピースにどぶろっく……芸人のコンビ名に込められた意外な意味の画像

最近のお笑いコンビは抽象的な名前が多い。コンビ名を聞いただけでは芸人なのかバンドなのか、それともどこかのアングラ劇団なのか、想像がつかないものばかりだ。いったい全体どういう理由でつけられたのか、調べてみた。


若手編

●ウーマンラッシュアワー/村本大輔(34)・中川和宗(34)
ナルシストで性格の悪い村本と、元ヤンキーで天然の中川による漫才コンビ。2013年の『THE MANZAI』(フジテレビ系)で優勝を果たした吉本興業若手のホープだ。
理由→「どんな検索でも一発でトップにくること」を前提に村本が考案。そのうえで、映画好きの村本が『プリティ・ウーマン』と『ラッシュアワー』を合わせた。ゲスキャラの割りにはベタな映画がお好きなようで!?

●どぶろっく/森慎太郎(37)・江口直人(37)
欽ちゃん擁する浅井企画所属の歌ネタコンビ。昨年、男の妄想全開の『もしかしてだけど』でプチブレイク。
理由→顔色や声、息、爪が「ドブ川」を連想させる森と「ろくでもない男」の江口、がコンビ名の由来。江口のほうは24歳の頃に「ロック」と心中しかけたから、という説もあるが、まぁなんでもいいんだろう(笑)。

中堅編

●ピース/綾部祐二(37)・又吉直樹(35)
芥川賞作家の又吉と又吉じゃないほう・綾部によるお笑いコンビ。
理由→元々「ナンバーピース」にしようと思っていたが、ブランド名「ナンバーナイン」やバンドの「ナンバーガール」とカブってしまうため、却下。その後、又吉がカタカナ語辞典を適当に引き、「スカベンジャー」になりかけたが、意味が「腐肉を食う動物、ゴミを漁る人」だったためこれも却下。結局、ノートに書かれていたピースになった。

●オリエンタルラジオ/中田敦彦(33)・藤森慎吾(32)
保険会社の受付オペレーターのアルバイトで出会い、コンビ結成。武勇伝ネタでブレイクした。
理由→お互い好きな言葉を持ち寄り、中田は「オリエンタル」、藤森は「ラジオ」を選んで2つを合体。自動車保険販売業を営む中田の父親に「いい車の名前にはラ行の文字が入っている」と言われたことも理由の一つで、ラ行が3つ入った「オリエンタルラジオ」を採用した。

●南海キャンディーズ/山里亮太(37)・山崎静代(36)
現在、コンビとしては開店休業状態。M-1決勝に2回出場し、その実力は評価されていただけに、復活を望む声も多い。
理由→「山崎・山里」→「すずらん」→「南海ホークス」→「南海キャンディーズ」の順でコンビ名が変更している。「すずらん」での活動もしていたが、札幌吉本にも同じ名前のコンビがいたため、改名することに。先輩の勧めで「南海ホークス」になるも、2人とも野球に詳しくないため、南海を残し、山里の飲み屋でのあだ名「キャンディー」をくっつけて南海キャンディーズとなった。

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