●オードリー/若林正恭(37)・春日俊彰(36)
「トゥース」の春日と地味な若林による漫才コンビ。
理由→結成当初の事務所主催のライブに「若林春日」で参加しようとするも、「コンビ名がないと参加できない」と言われ、春日がその場で思いついた「ナイスミドル」というコンビ名でデビュー。2005年、事務所社長から「うにいくら」、「オードリー」の2択を迫られ、オードリーに決定した。社長いわく、華がない二人なので、華のあるオードリー・ヘプバーンから採ったという。

●サンドウィッチマン/伊達みきお(41)・富澤たけし(41)
仙台出身の見た目コワモテコンビ。2007年M-1では敗者復活戦からの優勝を果たす。
理由→上京当初は「親不孝」というコンビ名だったが、その後、もう一人加入しトリオに。3人になったので3(サン)のつく名前のサンドウィッチマンに改名。当時いたメンバーが痩せていたため、伊達と富澤で挟み「サンドウィッチマン!」というネタもあった。

●ロザン/菅広文(39)・宇治原史規(39)
大阪教育大学附属高校時代の同級生による秀才コンビ。デビュー時は京都大学と大阪府立大学の現役学生だった。
理由→初めてオーディションに参加するにあたり、コンビ名を「ロザン」決定。これは、漫画『聖闘士星矢』に登場する龍星座の紫龍の必殺技「盧山昇龍覇」(ろざんしょうりゅうは)より菅がつけたもの。また、フランス語の「ロザンジュ(日本語で菱形)」からとったという説もある。
●ブラックマヨネーズ/吉田敬(42)・小杉竜一(42)
2005年M-1王者。漫才はもちろんのこと、フリートークのレベルの高さにも定評がある。
理由→コンビ名は「Mr,Children」のように正反対でアンバランスな意味の単語を組み合わせ、考えたもの。マヨネーズという身近なものを入れることで「マヨネーズを見るたびに自分たちのことを思い出してくれたら」という思惑もある。

昭和のお笑いコンビといえば、「やすし・きよし」「大木こだま・ひびき」「夢路いとし・喜味こいし」など、コンビ名は師匠から付けてもらうのが常であった。駄洒落や言葉遊びをもじったものが多く、言うなればわかりやすく、ストレートだった。そういう意味では、コンビ名も人の名前と同じく「キラキラネーム」の時代がきているのかもしれない。

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