弱り目に祟り目?タモリ、たけし、さんま「お笑いBIG3のフジテレビ離れ」が加速中!!の画像
弱り目に祟り目?タモリ、たけし、さんま「お笑いBIG3のフジテレビ離れ」が加速中!!の画像

1980年代後半に台頭し、今もトップに君臨するテレビ界の巨人。その3人がついに"古巣"に引導を渡すのか――!?

大惨敗を喫した連ドラ『HEAT』の打ち切りや、昼の情報番組『グッデイ』の驚異的低視聴率(1.1%)など、開局以来の深刻低迷を記録した夏のフジテレビ。
秋の番組改編期を迎え、いざ、心機一転――といきたいところだが、弱り目に祟り目。その凋落ぶりを象徴する"事件"が勃発している。お笑いBIG3(ビートたけし・明石家さんま・タモリ)の"フジ離れ"が急加速しているというのだ。

まずは、先日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の特番で、10時間ぶっ通しの生中継をこなし、健在ぶりを示したばかりのタモリ(70)。ところがフジでは、深夜枠ながら視聴率10~11%を叩き出してきた『ヨルタモリ』が突然打ち切りになり、さる9月20日で放送終了となったのだ。

その発表直後から、ネットなどでは「タモリの『いいとも!』を終了させてスタートしたのに、現状で大苦戦している『バイキング』を打ち切りにするのならまだしも、視聴率をしっかり出している『ヨルタモリ』を打ち切る意味が分からない」などと疑問の声が殺到。フジの編成部長は会見で、「一番いいところで終止符を打つのも選択肢の一つだと思います」と答えていたが、本誌は芸能プロ関係者から、こんな情報を入手したのだ。

「一部では、もともと1年間の放送予定だったとの報道も出ましたが、とんでもない。『ヨルタモリ』は急遽、終了になったんですよ」

いったい、どういうことなのか!?『ヨルタモリ』は、女優の宮沢りえがママを務めるバーで、タモリがゲストとシュールなトークを展開する番組。俳優の福山雅治や脚本家の三谷幸喜ら、豪華ゲストも話題となっていた。しかし――。
「タモリさんが陶芸家の大沼道行さんを呼びたいといったのがキッカケでした。確かにそう言うと、"誰その人?"となりますが、"沼サンの人"と聞けば、"ああ、あの人か!"となる人もいるでしょうね」(前同)

沼サンとは、今、特に女性の間で話題沸騰中のサンドイッチのこと。大沼さんの奥さんが野菜不足を補うため、大量のキャベツやベーコンをパンに挟んで作っていることが注目され、テレビでも紹介。レシピ本も売れに売れているのだ。
「タモリさんは"話題の人"という感覚だったんだと思います。それに対して、番組スタッフは"大沼さんでは数字が取れない"と反対したというんです。もしかしたら、制作サイドが"沼サン"のことを知らなかった可能性もありますね。とにかく、そのスタッフの対応にタモリさんがキレて、"もう止めよう"と……」(同)

放送評論家の小田桐誠氏が、こう続ける。
「それが事実なら、今のフジテレビを象徴する話と言えますね。フジテレビが視聴率三冠王の名をほしいままにしていた時代なら、知名度がない人でも"ウチの番組から売り出すんだ"という気概を持って番組を作っていましたから」

そんなフジの姿勢に、三くだり行半を突きつけたのはタモリだけではない。
『ヨルタモリ』と同じく、9月20日をもって終了となった『オモクリ監督』で審査委員長を務めたビートたけし(68)も最終回放送中、
「いろんな人と会うと、この(番組の)話をするんだよね。だいぶ調子いいんだなと思ってたけど。どうなっちゃってんの?」
と、フジへの不信感を露わにした。

「同番組は、芸能人が監督に挑戦して面白いVTRを競うバラエティ。視聴率はともかく、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が意外な才能を開花させるなど、話題性のある番組でした。それを、なぜ打ち切るのかという視聴者からの不満の声もあったようです」(スポーツ紙記者)

さらに、たけしが11年から昨年まで最高顧問を務めてきたお笑い賞レース番組『THE MANZAI』も事実上の打ち切りになり、今年から、『ENGEIグランドスラム』というネタ番組に様変わりしたのだ。
「理由は、今冬放送予定の『M-1』(テレビ朝日系)の復活に怖れをなしたから、といわれていますね。80年代に『THEMANZAI』で、ツービートで大活躍したたけしに、"最高顧問はあなたしかいない!"と頼み込んで受けてもらったのに、たった4年で打ち切るなんて、非礼の極みとそしられても、やむをえませんよ」(芸能記者)

極めつけは、明石家さんま(60)だ。7月に放送された生番組の『FNS27時間テレビ2015』に出演し、その番組終了後のこと。楽屋で番組の制作責任者に、
「もう俺は2度と『27時間』には出えへんからな!」と、大激怒したというのだ。

これはまた、いったい、どうしたわけか!?

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